睡眠時に海馬(脳)から分泌されるのは『シータ波』。脳に響き潜在意識まで響く周波数で、あえて誘発することをシータヒーリングと呼びます。
その言葉はもちろん脳波のθ波『シータ』をとったものです。
シータ波が出ている時の人は、睡眠のせとぎわ、うつらうつら居眠りしている状態。睡眠をしないと海馬の成長に悪影響をあたえ記憶は定着しない。—参考:Wikipedia
シータヒーリングをすることで、潜在意識の領域に入りとても深い瞑想状態や、まどろみを感じることができるのです。このページではシータ波の効果を解説。
肩の力が入ってる事を自分でもよく感じなかなか抜けられない時簡単に解放感を感じることができますよ。
1.シータ波が脳に与える効果のすべて
シータ波が脳にどのようなことを与えてくれるのか、見ていきましょう。
- 記憶力が良くなる
- 脳の働きのマンネリ化を防ぐ
- 脳がレム睡眠状態になる
- 創造性に影響しインスピレーションが湧く
シータ波がもたらす脳内バランスの変化が、集中力や創造性に影響を与えることは間違いありません。では、誘発的にシータ波を覚醒させる方法シータヒーリングの特徴ややり方について見ていきましょう。
2.シータ波を誘発させるシータヒーリングの特徴
シータヒーリングとは、自ら意識を集中して祈りを行うことにより、脳波をシータ波へ誘発し、脳から癒されるヒーリング方法です。
生真面目で、つい人に気を使ってしまう方や、頑張りすぎて息苦しさを感じている方なんかにおすすめです。シータヒーリングで脳から癒しのシータ波を誘発させ心の荷物を軽くするひとつになってくれますよ。
シータヒーリングの特徴は人の4つのレベルに癒しを働きかけてくれます。
- 思考の核レベル
- 遺伝レベル
- 個体のもつ歴史レベル
- 魂レベル
脳波には主に5種類あり、δ波(デルタ波)・θ波(シータ波)・α波(アルファー波)・β波(ベータ波)です。それぞれの脳波には特徴があり、分泌される役割も違います
- γ(ガンマ波)30ヘルツ以上強い不安を感じたり、興奮している時に現れます。
- δ(デルタ波)3.5ヘルツ以下熟睡している時、昏睡状態の時にみられます。
- θ(シータ波)7~4ヘルツ深いリラックス状態、浅い睡眠状態のときに現れます。
- α(アルファー波)周波数13~8ヘルツ心身ともに落ち着いた状態にみられます。
- β(ベータ波)30~14ヘルツ意識が緊張した時や多少のストレスがある時にみられます。
シータ波は人が熟睡している状態などに分泌されそれは潜在意識の場所に近いとされています。
シータヒーリングを上手に活用して、いまの負担がふっと溶けていくような、あるいは光となって消えていくような感覚を是非体感していきましょう。
3.自分でできるシータヒーリング方法
シータヒーリング方法は『一番幸せを感じることを考える』ことで、それは味・音・匂い・思い出などが関係してきます。「シータ波を出している時の人はどんなことをしているか」を調べてみましたのでシータヒーリングの役にたつでしょう。
- 興味・関心・好奇心をもつ
- 知らないスポーツで運動する
- 知らない場所に行ってみる
- 居眠りをする
- 瞑想する
- ヨガをする
- 音楽を聞く
- いままでに経験していないことをはじめる
- やってみたかったことをはじめてみる
- くだらなくても面白いと感じることを続けてみる
- 褒められるようなことをする
- 人を思いやった振る舞いをする
抽象的な部分がありますが、シータ波を誘発することで記憶力アップを図るのはいいかもしれないですね。
例えば、試験の前日は睡眠をとらないと暗記したいことが脳に記憶されないというのもシータ波の働きの一つ。居眠りも程度が過ぎなければ悪いものではないんですね。
4.シータ波と海馬の関係
出典:アナトミーストレッチ
シータ波は海馬から活性化されます。海馬は、短期の記憶を一時的にしまう「短期記憶」や、身体に一生身に付く「長期記憶」などの整理を行う機関です。
この海馬が働いて必要・不要の選択をして、初めて長期的な記憶が身に付くのです。
近年の研究で、睡眠時間の短い子供は、睡眠時間の多い子供に比べ、海馬の大きさが1割近く小さい、という結果が出ています。
睡眠と海馬の関係を決定づける研究ではないそうですが、睡眠と海馬が強い関係にある可能性が高い研究です。
海馬が小さいという事は記憶する能力も落ちる事、記憶力を良くしたいなら、睡眠をしっかり取ったり、シータヒーリングを定期的に行い海馬の働きを良くしてあげるのがおすすめ。
5.シータヒーリングの効果を向上させる4つのポイント
シータヒーリングとは『うとうととまどろみを感じる状態』に自身を持っていくヒーリング方法でシータ波を誘発させることです。
人がより『うとうととしやすい』手段でヒーリング効果をアップさせましょう。自分自身がはまれそうな手段をチョイスしてみてください。
- ヨガをする|ヨガをしている人はシータ波を活発に出します
- 瞑想をする|瞑想状態は浅い昏睡状態。シータ波の活発に役立ちます
- 専用音楽を聴く|安眠音楽・ヨガ用音楽・瞑想用音楽
- 無心状態をつくる香りを嗅ぐ|僧侶たちが愛用するお香がおすすめです
自身が取り入れられる行いからシータヒーリングを実践することで、あなたの肩や背中に気負いしている日常の闇が光の中に消えていくようにふわっと取れてしまいますよ。シータヒーリングとは人が自分でできる癒しの極みなのです。
6.まとめ
陽のあたりの良いところにただぼうっと寝転ぶことはこの上ない至福の時。うつらうつらと眠りと現実の狭間を行き来することで、シータ波は海馬から活性化されています。記憶力を高めるために、どこか居心地のよい場所を確保しておくことをおすすめします。