体が健やかだと精神や魂も健やかですよね。精神的に元気がない時、体に元気をチャージすれば、少し気持ちも落ちくことってありませんか?
病気の日、体調のためを考えられた食事で心が癒される思い出が蘇ります。もしくはあなた自身がだれかにそう看病をしてあげたとき、心には優しさがあふれたはずです。
体を健康に保つことは精神的にも健やかになることとつながりそれは魂にまで影響します。今回は、病気の元凶となる細菌への防御力の役目を持つ免疫力をアップさせる方法に着目したいと思います。
いつ病気に侵されてしまうかは、誰にもわかりません。なので免疫力が高ければ高いほど、その確率は低くなります。病気にかからなければ、看病する側にいつでもいられるのです。大切な人が倒れたときいつでも支える側でいることは重要な役目ですよね。
普段の食生活の中で免疫力アップが叶うに越したことはありません。免疫力アップできる食べ物と、その具体的な食べ方を紹介していきます。
1.免疫アップ食材|大根
出典:金のおでん
大根は、とても身近な食材ですよね。特に旬の時期を迎えた大根には、素晴らしい免疫力アップ効果が期待できます。大根の免疫力アップ効果は絶大ですよ。
①老化を防いでくれる
大根の辛み成分である「イソシアネイト」の抗酸化作用は、免疫力アップの強い味方。この「イソシアネイト」は細胞の老化(酸化)を防ぎ、体内で外敵と戦ってくれている戦士たち「白血球、マクロファージ、NK細胞」を元気づけてくれます。
②腸内の免疫力をアップしてくれる
免疫細胞の6〜7割は腸に存在していることから、腸力は免疫力アップの要と考えられています。
大根に豊富に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」は、その腸力アップ効果に大きく貢献してくれるのです。
「ジアスターゼ」の働きは胃液分泌促進と整腸作用。
胃腸を正常な働きへと導き、腸力の最大の敵である頑固な便秘をも解消してくれます。
③発がん物質を解毒してくれる
「ジアスターゼ」には、焦げなどで炭化してしまった食品に含まれる発がん物質を解毒する作用も確認されています。正常細胞の健康を守ることも、免疫力アップのためには重要なことなのです。
大根のおすすめな食べ方
大根といえば、おでんの人気具材の一つですよね。しかし、大根がもつ①②③の効果は、残念ながら熱には強くありません。免疫力アップ効果を最大限に発揮するためには、やはり生の「大根おろし」がベストでしょう。「イソシアネイト」は皮に多く含まれていますから、良く洗って皮ごとすりおろすのがおすすめです。
2.免疫アップ食材|長芋
出典:地道商务日语·进阶版
いかにも体に良さそうなネバネバが特徴的な長芋。やはり、あのネバネバにはとっておきの免疫力アップ効果がありました。長芋の免疫力アップ効果を紹介していきましょう。
消化酵素が豊富で腸内環境を整える
長芋にはアミラーゼ、ウレアーゼ、オキシターゼ、グルゴシダーゼなど、数種類の消化酵素が豊富に含まれています。大根同様に「胃腸の働きを良くなる=腸力が向上する」という免疫力アップの方程式ですね。
長芋のおすすめな食べ方
輪切りにしてこんがり焼くと、あのホクホクした食感がたまらない長芋。実は、長芋がもつ㈰㈪の免疫力アップ効果もまた、熱に弱いのです。それでも、長芋の食べ方の主流といえば「とろろ」ですよね。「すりおろし」や「千切り」など、生で食べる方がおすすめです。
3.免疫アップの食材|鶏肉
出典:料理レシピ動画
良質のたんぱく質が豊富で、しかも低脂肪という優秀な鶏肉。免疫力アップにかけても、この鶏肉は特に高い能力を発揮します。鶏肉の免疫力アップ効果を紹介していきましょう。
①細胞を修復しがん予防
鶏肉に豊富に含まれる「ビタミンA」には組織を形成・修復する働きがあるため、がん予防に効果的であるとされています。皮膚や粘膜も丈夫にしてくれますので、風邪予防にも大変有効です。
②細胞から強い肉体にアプローチする
鶏肉に含まれるアミノ酸の一種「カルノシン」「アンセリン」には抗酸化作用があります。細胞の老化を防ぎ、抵抗力のある強い肉体を作り上げてくれるのです。
鶏肉のおすすめな食べ方
「ビタミンA」は熱に強い栄養素ですから、鶏肉は焼く、煮る、炒めるなどの全ての方法で調理ができます。鶏肉が持つ良質のたんぱく質を効率よく利用するために、せっかくですから、たんぱく質の代謝を促進するナッツなどの「ビタミンB2」を一緒に摂りましょう。鶏肉のカシューナッツ炒め、美味しいですよね。
4.免疫アップの食材|小松菜
ほうれん草よりもアクが少なく、カルシウムが豊富な小松菜。健康食材であることは周知の事実ですが、その効能の多さには驚くばかりです。小松菜の免疫力アップ効果を紹介していきます。
①栄養素が満点
小松菜には「ビタミンA、C、E」などの抗酸化作用、組織形成や老化防止に役立つ栄養素が満載。これだけでも免疫力アップ効果は充分というくらいに栄養豊富な野菜なのです。
②精神的なリラックス効果も◎
小松菜がもつ「ナイアシン」は脳神経を正常に働かせ、「パントテン酸」にはストレスを和らげる効果があります。免疫力アップを目指すには精神のリラックスも欠かせません。
③葉酸が含まれていることで赤血球を促進
小松菜には、細胞の生まれ変わりを促進し、新しい赤血球を作り出すためには欠かせないビタミン「葉酸」が多く含まれています。
④豊富な食物繊維
小松菜がもつ「葉緑素(クロロフィル)」は食物繊維の約2.5倍の小腸洗浄力を誇る、免疫力アップツール。
なかなか取り去れない柔毛の隙間に残った老廃物も、根こそぎキレイにして腸力を向上させてくれるのです。
小松菜のおすすな食べ方
小松菜の豊富なビタミンを全部生かすためには、「加熱しすぎない」「切ったあとに水にさらさない」などの工夫が必要です。ビタミンだけを考慮するなら、生のスムージーがいいかもしれませんね。
ただし「葉緑素(クロロフィル)」は固い細胞壁の中に閉じ込められているため、若干の加熱によって細胞壁を柔らかくしてから壊すという作業が必要です。軽い湯通しか、電子レンジで加熱すしてから細かく刻み、「おひたし」などにして食べると良いでしょう。
5.免疫力アップ食材|にんにく
出典:明日も飲むねん@大阪
ツーンとした特有の匂いが食欲を掻き立てるにんにくは、スタミナ食品の代表格。予想通り、にんにくの免疫力アップ効果は素晴らしいものなのです。にんにくの免疫力アップ効果を紹介します。
①強い殺菌作用で風邪予防
にんにく特有の匂いの正体は硫化アリルの一種である「アリシン」です。この「アリシン」にはO-157やピロリ菌にも有効とされる強い殺菌作用と、風邪予防の役目も果たします。にんにくがもつ「アリシン」には発がんを防ぐ強い抗酸化作用があります。
②冷え性改善
にんにくには糖質代謝に不可欠な栄養素であるビタミンB1の吸収を助ける働きや、毛細血管を拡張して内臓の働きを高める効果もあり、滋養強壮、血栓の予防、冷え性改善にもなります。
にんにくのおすすめな食べ方
にんにくがもつ「アリシン」は、火を通したものよりも生の方が強力に作用します。そして「アリシン」には油に溶け出しやすいという特性もありますから、「ガーリックオリーブオイル」を自作して活用するとよいでしょう。
オリーブオイルも、コレステロール値の正常化や便秘改善、消化促進、抗酸化作用が認められる免疫力アップ食品です。
ぜひ、料理のアクセントやサラダのドレッシングなど、工夫して取り入れるようにしてみてくださいね。
6.まとめ
たまに病気のふりをしたくなるときはありますよね、精神的に弱りきってしまったときや人に優しくされたいときはきっとそうです。仮病もたまにはいいですよね、ですが、あまり多く偽ってしまうと仮病とはこの世でもっとも重い病気になりかねません。
改善策として免疫力がつく美味しい料理をたべましょう。コツは、楽しみながら少しずつ取り入れていくことと、旬の新鮮な食材を選ぶこと。免疫力アップするためには、「美味しい!」と感嘆する気持ちも大切なのです。