あなたは自分の脳が疲れていると感じたことはありますか?
体が疲れている時は、だるく感じたり眠くなったり痛みがあったりと何かしら症状が出てくることで分かることが多いですが、脳に負担がかかっている状態、疲れている状態が分かるという人は少ないのではないでしょうか。
その結果知らず知らずのうちに脳に負担をかけている人が多いと思います。近頃はスマホやネット、SNSが発達していることにより脳に負担をかけることが多くなりました。
ネットやSNSをチェックするためにスマホを触っている人などは、もしかしたら脳が疲れているかもしれません。また最近はストレスを抱えている人が多い傾向にあるので、その点も脳に負担をかける原因となるかもしれません。
脳に負担をかけることや脳が疲れたときの症状をしっかりと知り、脳の疲れを取る方法を実践しながら、日頃の生活を見直すことで、脳に負担をかけることを減らしていきましょう。
1.脳が疲れている状態をチェック
ストレスを感じすぎることにより頭の働きが低下するなど、脳が正常に働かなくなってくると疲れている状態と言えます。
- 物事をたくさん考えすぎる
- 思考回路が鈍くなる
- 集中力が低下する
- ストレスを感じすぎる
脳が正常に働かなくなってくると疲れている状態と言えます。
脳が疲れることは誰にでもあることですが、その状態が長く続くとホルモンバランスが悪くなり、自立神経が乱れ、うつ病などの病気になることがあります。
2.脳に負担をかける5つの習慣
毎日の生活の中で脳に負担をかけることを挙げていきます。
①深夜に食事するのは日常的
夜の食事の時間が遅いと脳に負担になります。
夜の9時以降は、脳や体が休む時間です。その時間を越えて食事をしていると、体への負担はもちろん、脳へも負担をかけてしまいます。
体を動かすことも、消化するための臓器の働きも、すべて脳からの信号によって動いているのです。よって脳が休みたい時間に働かせることになり脳が疲れる原因のなります。
②否定的な言葉を最近よく使っている
人の悪口や自分の愚痴などを話すことが脳に負担になります。
否定的な言葉を聞くと脳は鈍化してくそうです。悪口などはどうしても否定的な言葉を並べることになります。声に出して発してしまうことで、耳から脳へと言葉が伝わってしまいます。
③運動不足である
仕事や勉強など机に座って体を動かすことなく1日を過ごすような日々を繰り返していると、血流が活発にならす、脳の血流も悪くなります。
また人間が持っている体を動かしたいという欲求を抑えることも脳に負担を与えます。運動不足により体の疲れが減り、それに伴い強い眠気が来ないことになり睡眠不足、または質の良い睡眠が取れない状態にも繋がります。
④1日6時間以上ネット操作をしている
ネットの中には様々な情報で溢れています。わからない単語を検索することで欲しい情報がすぐ手に入ります。それによって、自分で考えたり覚えたりすることが少なくなり、脳への負担に繫がります。
ネットを見ると、自分の知らなかった情報をたくさん得ることになり、1日に脳が処理する内容が膨大な量になり処理するために脳が働きます。脳はまたスマホやパソコンの光、電磁波なども脳へ負担を与えてしまいます。
⑤マルチタスクを繰り返す
ガムを噛みながら、音楽を聴きながらなど考えなくても自然に行うことが出来る事と並行して作業をすることは、脳に負担をかけませんが、人の話を聞きながらSNSをチェックするなど、同時に2つの事を考えていると脳に負担をかけることになります。
脳は1つの事しか考えられないので、2つ考えようとすると、それぞれへの意識を行ったり来たりさせることになります。
3.脳の疲れを取る7つの方法
具体的に脳の疲れを取るにはどのような方法があるのか説明します。
⑴ドリンクやチョコレートで疑似回復させる
カフェインを含むコーヒー等、疲労回復ドリンク、たばこ、アルコール、チョコレートなどを摂取することで、一時的に脳が感じている疲れを麻痺させて、ストレスを軽減させたり、やる気を起こさせたりする方法です。
根本的な疲れは取れていませんが、脳の働きを一時的に回復させることが出来るので、必要に応じてこの方法を取ります。長期的に回復させることは出来ないので、別の方法を試す必要があります。
⑵ストレッチをする
運動をすることにより、脳の血流を良くする効果があります。また運動することにより、脳の働きがアップすることも研究により明らかにされています。
激しい運動をしてしまうと、脳の酸素を消費することになり、負担をかけてしまうので、軽い運動であることが大事です。運動をする時間がないという人はガムを噛むだけでも効果が得られます。
ガムを噛みながら作業をすると集中力が上がるということが研究により実証されています。
⑶目を温める
情報の大部分は目から入ってきているので、視神経のコリをほぐすと良いでしょう。眼精疲労は脳への疲れに直結していると言われているので、目の疲れを取りましょう。
1分程度目を閉じることでも目の疲れを取ることが出来ますが、目を閉じてアイマスク等で温めることでさらに効果を発揮するので、脳への疲れを軽減させることが出来ます。
また目だけでなく、首や肩も温めることで脳への血流を良くするので、合わせて行うとより疲れが取れると思います。
⑷ローズマリーのアロマを焚く
アロマオイルなどの香りによって、脳の疲れを取ることに絶大な効果があり、体の疲れも癒す効果があります。自分の好きな香りであれば効果がありますが、特に植物を原料としている、ラベンダーやローズマリーなどが疲労回復にはオススメです。
また森林浴など実際の草花に触れることでも効果があります。
⑸頸動脈を冷やす
濡れタオル等で首筋の頸動脈を冷やすことで、脳に送られる血液を冷やし脳内の温度上昇を下げることが出来ます。温度が上昇しているとその分エネルギーを消費しているので、それを抑えることで疲れを取ります。
また冷却シートで直接頭を冷やすという方法もあります。
⑹深呼吸をする
脳に送られる酸素が不足すると、脳が疲れてきますので、酸素を吸引する方法があります。
余裕のある人は酸素カプセルに入るという方法がありますが、酸素スプレーを使ってもいいでしょう。身近にそのようなグッズがない場合は深呼吸して、しっかりと酸素を取り入れることでも効果があります。
日頃から深呼吸をする習慣をつけることで、脳の酸素不足を防ぐことが出来るでしょう。
⑺寝る前に1日を振り返る
寝る前に1日の出来事を振り返ることで、睡眠中の脳の情報処理能力の手助けをすることが出来ます。それに伴い質の良い睡眠を取ることが出来るので、脳の疲れを取ることが出来ます。
またネットで書くブログではなく実際に日記を書くことでより頭の中が整理されるのでオススメです。
4.脳が疲れることで引き起こす症状
脳が疲れると一体どのような症状が現れるのでしょうか。いくつかにまとめましたが、これ以外にもたくさんの症状があります。
体の疲れ・だるさを感じる
特に運動などで体を使っていないのに、体が疲れているように感じる。またその疲れがなかなか取れない時などは、脳が疲れていることによって引き起こされた症状かもしれません。
脳が働くためのエネルギーである糖は体を動かすときにも使うので、脳が糖を使用しすぎると、体を動かすエネルギーが足りなくなるため、体が疲れているように感じてしまいます。
脳の働きの低下
イライラしたり、悲しくなったりと、感情のコントロールが上手く出来ないことは脳が疲れている症状です。また集中力が低下したり、判断力が低下したりすることも当てはまります。
物忘れをしたり、新しいことを覚えられなかったりすることもあります。年齢の高い人から見ると更年期障害のように見えることが、実は脳が疲れているというだけの時もあります。
食欲が抑えられない、味覚が働かない
脳が疲れてくると、感覚が鈍くなってきます。特に味覚の働きが落ちるので、つい味の濃い料理や脂っこい料理を食べてしまいます。また満腹だと指令を出すのも脳なので、疲れるとその信号も上手く働かなくなり、食べる量が増えてしまい、食欲が抑えられないという状態になってしまいます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。脳に負担をかけることや脳が疲れている時の症状を知ることで、自分の脳が疲れているか分かると思います。脳の疲れが溜まっている状態が続くと、心の病を発症してしまうきっかけとなってしまう可能性があります。
脳の疲れを取る方法を何種類か紹介しましたので、これを参考に、自分の脳を大切にしていきましょう。