遥か昔、太古の地球には恐竜などの巨大生物が多く存在していました。 文明が進んだ現在、彼らの姿を見ることがなくなったのはなぜでしょうか。
そして、彼らの絶滅は有名な話ではありますが、今現在も絶滅を迎えている動物がいることを、あなたは知っていますか? 絶滅という、植物や動物の危機は、遠い昔だけの話ではなく、私たちが生きる現代においても起きているのです。
今回は、絶滅してしまった動物をご紹介します。
地球に住まう仲間に想いを馳せることによって、私たちが今後取るべき行動が見えてくるかもしれません。
1.絶滅した古代生物
本当は毛が生えていた!ティラノサウルス・レックス
白亜紀後期(8500万年から6500万年前)にいた恐竜で、体長は約11~15m、体高は約5m、体重は約5~6トンほどだと推測される、最大級の肉食恐竜の一種です。
生命が大量に絶滅する事態が白亜紀の終わりにあり、その際にティラノサウルスなどの恐竜も絶滅しました。
史上最大級の肉食恐竜は実はスピノサウルス
スピノサウルスは、アフリカ大陸に約1億年前に生息していた肉食恐竜の一種で、体長は約15~17mとされ、ティラノサウルスと同等か、それ以上と言われています。
史上最大級の肉食恐竜と言われ、大きな背中にある背びれは高さ1.8mにもなり、暑い時に熱を逃すといった、体温調節の役割を果たしていたようです。
2.絶滅した陸に住む動物
警戒心が薄いためハンティングの的になったクアッガ
シマウマの一種であるクアッガが多く生息していた地域は、南アフリカ共和国のケープ州やオレンジ自由国南部でした。 クアッガは普通のシマウマとは違い、体の前半分だけがしま模様で、後ろ側は茶色一色という毛並みでした。
クアッガは警戒心が薄く、そのことが災いし肉や皮のために乱獲されてしまいました。
最後の野生個体が射殺されたのは1861年のことで、その他には、ヨーロッパに運ばれた個体が生き残っていたものの、最後の雌がヨーロッパの動物園で死亡し、絶滅となりました。
オオツノシカ(アイルランドヘラジカ)
約200万年から7700年ほど前、最も大きなシカであるオオツノシカは、アイルランドからバイカル湖東部にかけて、ユーラシア大陸に広く生息していました。
体高は約2.1m、両方のツノをあわせた大きさは3.65mで、ツノの重さは約40kgにもなったと言われています。
ハンターによる乱獲のため絶滅したオーロックス
ヨーロッパで絶滅した動物として有名なオーロックスですが、その生まれは数百万年前のインドあたりであると言われています。 インド周辺で生まれた後、アジアや中東に移動し、その後ヨーロッパにも到達しました。
中世には諸侯が狩猟の対象としたり、ハンターによる乱獲のために数が減り、1564年に行われた調査の際には、残り38頭にまで減少していました。1627年にポーランドのヤクトロフカの森で最後の雌が死亡し、その頭骨はスウェーデンの軍隊が持ち去ったと言われています。
なお、西アジアでは18世紀ぐらいまで生きていたとも言われていて、ヨーロッパに生息していた個体と、やや絶滅までの時間の差があったようです。
ハンティングに奨励金がだされたフクロオオカミ(タスマニアタイガー、タスマニアオオカミ)
オーストラリアやニューギニアに生息していたフクロオオカミは、肉食の有袋類です。有袋類とは、カンガルーのように身体に袋を持つ動物のことです。
オーストラリア本土に生息するフクロオオカミは、何千年も前にすでに絶滅していましたが、タスマニア島においては、タスマニアデビルなどとともに生き残っていました。
しかし、病気や犬の輸入、ハンティングに奨励金が出されたことや、人間によるフクロオオカミの生息地の破壊などによって数が激減しました。 1936年にホバートの動物園にいた最後の個体が死亡して、絶滅が確認されました。
大きさが世界で3番目だった虎・カスピトラ(ペルシャトラ)
カスピトラは、トラの中では最も西側に生息しており、アフガニスタンやウズベキスタン、イランやイラクなどに生息していたようです。 大きさが世界で3番目とも言われる大きなトラで、オスのカスピトラの体重は、大きいものでは240kgにもなったと言われています。
野生のカスピトラが最後に目撃されたのは1958年で、1970年代には絶滅したと考えられています。 カスピトラの耳は小さくて短く、ほおの毛はフサフサとして豊かでした。
3.絶滅した海に住む動物
発見からわずか27年で絶滅してしまったステラーカイギュウ
ステラーカイギュウは、1741年にベーリング海で発見されたほ乳類です。
その身体はジュゴンやマナティーよりも大きく、体長は約8m、体重は約3トンほどまで成長すると言われています。 見た目はアザラシによく似ていますが、ずんぐりとした前足とクジラのような尾ヒレを持っていたようです。
絶滅前は北太平洋に広く生息し、南は日本やカリフォルニアにまで生息していたようですが、1768年に2、3頭が殺されたという記録を最後に発見されることがなく、絶滅したようだと言われています。
それは、発見からわずか27年という短さでした。
ステラーカイギュウの化石はとても貴重で、世界でも北広島市に一つしかないようです。
4.絶滅した空に住む動物
絶滅理由に胸が痛むオオウミガラス
体長は75cm、体重は5kgもあったオオウミガラスは、ウミスズメ科の中でも特に大型の種で、飛べない鳥でした。カナダからアイスランド、イギリスまで数多くが生息していましたが狩猟によって数が減少していきました。
最後となる1羽がエルダイ岩礁上で棍棒で殴り殺され、もう1羽が絞め殺されたことにより絶滅しました。
このつがいは抱卵中でしたが、卵は殻が割れてしまっていたとのことでした。抱卵中のつがいが、なぜ、殴り殺され、絞め殺されなければならなかったのか・・・。心が痛む最後であると考えられます。
入植者の持ち込んだ豚や犬により卵やヒナが捕食され絶滅したドードー
美しい国モーリシャスに生息し、絶滅した動物としてはかなり有名なドードー。
ドードーは飛ぶことができなかったため、地上で果実などを食べて生活していたようです。ポルトガル人によって、16世紀初頭にモーリシャスのあるマスカリン諸島が発見された後、入植者によりドードーの乱獲が始まりました。
また、入植者の持ち込んだ豚や犬により卵やヒナが捕食されるなどして個体数が減少し、1681年に目撃されたのを最後に絶滅したと言われています。
5.まとめ
絶滅してしまった動物達の絶滅理由を探っていくと、地球の環境の変化等もありました。
気球環境の変化は自然に起こることもありますが、人間の影響が大きいことも明らかです。人間を含む全ての動植物は、地球に住まわせてもらっている仲間だという意識を持ち、共に幸せに暮らしていける世界を作る時が来ているのではないでしょうか。
何か大きなアクションが必要なのではなく、ゴミの削減などの、自分で出来ることを今日から始めましょう。あなたの一歩が自然環境を整える、大きな流れの始まりとなります。