「扇子」といえば、どのようなイメージがありますか?優美な飾り扇は、お雛様の必須アイテムですし、相撲の呼び出し、落語の高座、能や歌舞伎などの伝統芸能にも使用され、日本文化には欠かせない存在です。
日常的にも、小さくたためる扇子を夏に持ち歩いている人をよく見かけます。
扇子は便利で素敵だけれども、ちょっと高貴な印象で、なかなか手が出せない…という人もいるのではないでしょうか。
扇子は種類によっては、さりげなくおしゃれなものもあります。
和紙と木でできたものを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ちょっと珍しく人目を引くのが木製の白檀(びゃくだん)扇子です。
香木の白檀で作った扇子は高級品ですが、昔から根強い人気があり、どこかで見たことがある人も多いと思います。
白檀扇子は、涼を楽しむだけでなく、ほのかな香りが漂うのが最大の魅力です。
知る人ぞ知る、白檀扇子。
一度その魅力を知ると取り憑かれたように魅了されてしまうその秘密とは何でしょうか?今回は、白檀扇子の魅力に迫ります。