花を見て心が安らぐ感覚を覚えませんか?花は誰にも見られずとも小さく、美しく咲く姿が儚くも心うたれる存在です。
そんな花を見て『美しい』といった感情があるのが人間が生きている意味だと言った人もいます。
今回は花が持つ力を借りてより高い癒しを得られるフラワーエッセンスについて具体的な方法を解説していきます。
フラワーエッセンスとは、花の特性を生かし花の持つ自然の癒しのエネルギーを水に取り込んだもので『花の波動水(はどうすい)』ともいわれています。フラワーエッセンスのはじまりは西洋の歴史がもっとも古く、イギリスでは医療体系のひとつとして1930年頃から確立されています。
フラワーエッセンスを理解すればストレスからの解放・精神的な安らぎを得ることができます。花は誰にでも献身的、抱えきれない痛みや苦しみを少し軽くしてくれます。
1.フラワーエッセンスで期待できる6つの癒し効果
効果①心の安定を図る
過去に負ってしまった癒されない傷は抱えていくしかありません。誰にもいえずに必死に隠している重みに疲れた時、フラワーエッセンスはストレスを緩和する手助けになります。おすすめのフラワーエッセンスを幾つかご紹介します。
かすみそう
気分をリラックスさせ、安らかな気持ちになれる花。寝室に飾ると不眠症を解消してくれる。また、誰かに怒りや恨みを感じている時、かすみそうを花瓶に生けると、不思議とその気持ちがなくなっていきます。
すずらん
気分が沈んだ時、無気力な時に 意欲を生み出して くれる。また、イライラした時やカッときた時にすずらんを見ると、高揚した気分が落ち着き、おだやかな気持ちなります。
体の中に花のパワーを取り込むことで、沈みがちな気分を切り替えることができ、明るく前向きな気分にしてくれます。フラワーエッセンスは花本来がもつ優しさもぷらすされ心の安定を図ってくれます。
効果②デトックス効果
「デトックス」は「解毒」という意味の英語「detoxification」を短縮した言葉。部屋を掃除すると心もスッキリし、きれいに整理整頓するとそれだけで考え方も整理されることがありますよね。
不用品を片づけることで、その物が持つ負のエネルギーが人間に与えていたネガティブなエネルギーを払拭できたり、清潔な空間が人間にプラスのエネルギーを与え、心まできれいに浄化してくれるのです。それではデトックス効果のある植物を幾つかご紹介します。
カモミール(ジャーマン種)
カモミールは中心が黄色で白い可愛らしい花を咲かせる。この花の消化を助ける力により、デトックス効果が期待できる。女性特有の症状である便秘や生理不順、貧血にも効く。どこかリンゴに似た香りがあり、ハーブティーにすると飲みやすい。
ジュニパーベリー
森の中にいるような爽やかな香りは嗅ぐだけで心身がスッキリし、ジンの香りづけにも使われる。ジュニパーは古くから薬草として用いられ、ジュニパーベリーはこの植物の実を指し、ブルーべリーに似ている。
この実のハーブティには甘味があり、殺菌効果・利尿作用・発汗作用・浄化作用がある。内臓に働きかけ、新陳代謝を高め、むくみや肥満にも効くといわれる万能薬。
このようにフラワーエッセンスは、身体面、精神面からアプローチし、体内の不要なエネルギーや、心に溜まった負のエネルギーなど、細胞の働きの妨げになるあらゆる古いエネルギーを洗い流すように浄化してくれるので、高いデトックス効果が期待できます。身も心もきっと軽くなりますよ。
効果③自分らしさを取りもどす
心が弱っている時に、無理矢理元気にふるまうとますます疲れてしまうことがあります。 そんなときは植物の力を借りて、自分の心の根っこの部分から癒してあげ、心の強化を図りましょう。
心の緊張感が解きほぐれ、自分が持つ本来の力を信じられるようになり自信を取り戻せます。こういった状態に不思議な効果をもたらす植物には次のようなものがあります。
セントーリ―
日本の「センブリ茶」でお馴染みのセンブリに近い種であり、西洋ハーブとして知られる。 可愛い星型の花をつけるセントーリ―の効果は、他人に流されやすかったり、つい無理してしまい自分を押し殺してしまうような人たちに、自分らしさを大事にできるよう意志を強くしてくれる。
ホーンビーム
秋に葉や実が黄色く色づくホーンビームには、疲労感や無気力な状態から脱するきっかけを与えてくれ、頭がスッキリして活力を呼び覚まし、新鮮な気持ちにさせてくれる。
このような効果は、不登校や引きこもりに悩む子どもたちや親の心を癒し、気持ちを少し楽にしてくれるでしょう。
人はみんなひとりひとり個性があります。時に自分がつまらない人間に思えたり、他人が輝いて見えたりします。無理に自分を高めることなく、自然に本来の自分の優しさに気づけたり、素直に自分の弱さを受け入れ自分の良さや個性を認められるようになると楽に生きていけるようになります。
効果④人生に立ち向かう勇気をもらえる
人生には、受験や仕事のプレゼンテーション、出産など、あらゆる局面で、ここぞという力を発揮しなければならないときが必ず何回か巡ってきます。
そんな時、フラワーエッセンスは余計な心配や緊張を取り除き、ここぞというときの集中力を高め、自分の持てる力を最大限に発揮できるように集中力を高め、落ち着きと冷静さを与えてくれます。自分に自信がでてきたら、さらに自分の人生を自分で動かしていく力を次のようなフラワーエッセンスから与えてもらいましょう。
オリーブ
馴染みの深いオリーブを日常的に取り入れることにより、極度の心身の疲労感や強いストレス状態にあっても、底から這い上がれる強さとバイタリティを与えてくれる。
ふだん感じることのない宇宙からのエネルギーを取り込めるようにし、大きな活力を得ることができる。常緑木なので、常にグリーンに囲まれることによる、癒し効果も大きい。
ゲンチアナ
あまり聞き慣れないこの植物はリンドウ科で、花を咲かせるのに2年の月日を要する。そんな花の辛抱強い性質のせいか、困難な状況でもめげない自信を与えてくれる。また気分を高めてくれる効果もあり、暗闇と思える状況にも希望の光を見い出すことができる。
だれでも、失敗したくはありませんし、成功体験は多いほうがいいのですが、失敗を恐れる気持ちが強いとかえって、思わぬ方へと傾いていってしまうものです。
そんな負のループに陥る前に、フラワーエッセンスの力を借りて、そっと背中を押してもらい、困難を切り抜けていきましょう。
効果⑤ダイエット効果
健康を考えるうえで、体重が急激に増えてしまうと、心まで重くなってしまいます。太ってしまう原因は人それぞれですが、ダイエットが必要な人にとって、重要となるのは「自己コントロール」です。
自分をコントロールできれば食べ過ぎや飲み過ぎもなくなり、ダイエットの必要がない人までダイエットに悩んだり苦しむということもなくなります。
花の中には食欲を抑えたり誘惑に負けないように「自制心」に働きかけるものであったり、ダイエットの目標を明確にするよう「決意」させてくれたり、目標体重を達成するまで、「勇気や励まし」を与えてくれ導いてくれるものまでたくさんの花がありますがその一部をご紹介します。
チェリープラム
チェリープラムはサクラ属の木でモモの木の一種である。甘いものだけでなく、たばこやギャンブルなどの欲求を抑制できなくて困っている人に冷静さ、落ち着き、意志の強さを与えてくれ、衝動的行動を抑えてくれる。
グレープフルーツ
その爽やかな香りや苦みの成分には食欲を抑える効果があり、アロマなどの使用でもその効果を発揮する。食せば少量でも満腹感が得られ、その香りには交感神経を活性化することにより、脂肪燃焼を促進する効果がある。
これらのフラワーエッセンスと前述のデトックス効果があるフラワーエッセンスを自分に合わせて組み合わることによってさらに効果が期待でき、今までなかなかダイエットを成功させることができなかった人でも、ダイエットの実現と達成が可能になります。
効果⑥安眠効果
人の活動には「安定した眠り」は必要不可欠ですが、ストレスの多い現代人にはこの眠りに関する悩みがとても多いのが現状です。
早く不眠症を治したくても薬を飲み続けることに抵抗を感じる人が多いのも事実。そこでフラワーエッセンスの出番ですが、フラワーエッセンスには依存性もなく、回数や量なども気にせずに飲めるというところが最大のメリット。
「眠っても眠っても寝足りない」「朝の目覚めが悪い」「寝つきが悪い」「寝ても疲れが取れない」「悪夢を見る」など、「眠り」の悩みといっても症状も原因もさまざま。
そんな時は自分の状態に合わせたフラワーエッセンスで、それぞれの根本的原因にアプローチしていくことがフラワーエッセンスを使用する醍醐味でもあります。そこでいくつかこのような状態に合ったフラワーエッセンスを挙げてみましょう。
モーニンググローリー(朝顔)
モーニンググローリーは自然のリズムを取り戻す手助けをしてくれ、朝と夜のバランスを整えてくれる。その人自身の持つ輝きを目覚めさせ、生命力を引きだしてくれる。朝の目覚めが悪い人にぴったり。
ラベンダー
紫の花の色にも癒されますが、香りを嗅ぐだけでも落ち着く効果がある。お風呂に入れてリラックスすると安眠にいざなってくれる。精神的ショックを受けたあとなどにもラベンダーはその癒しの効果を発揮する。ハーブティなどを寝る前に飲めばリラックス効果により安心して眠りにつけるようになる。
「何となく気分がすぐれない」ので「目覚めが悪い」とか「心配事がある」ので「気になって眠れない」というように「心の動き」と「眠り」は切り離せません。このようにメンタル面にじんわりと効いていくフラワーエッセンスに「安眠」「快眠」に導く効果が期待できるのです。
2.フラワーエッセンスの作り方
お花さえ協力してくれれば誰にでもフラワーエッセンスを作ることができます。料理を作る時に『おいしくなあれ』『愛情』を込めると味が変わるように、言霊の力を込めならが作るのが大切です。
前項で紹介したお花の種類以外も使用でき制限はありません。どんなお花にも力が宿っているので恩恵を受けることができます。
準備するもの
- 生花(できれば摘みたて)
- ガラスの容器(目薬程度の大きさ)
- ブランデー
- 天然水(朝露)
フラワーエッセンスを作る時の重要なポイント
フラワーエッセンスを作る時お花への感謝の心を持つことが重要なポイントです。自分よりも短命である花を摘み力を自分のものにする行為は『ありがとう』という気持ちなしでは成立しません。
作り方はシンプルなだけにお花に少しの間水に入ってもらい力を授けていいただくことにしっかりお礼をしましょう。
作り方①朝露をガラスの容器に集める
まず天然水を集めます。できればお花に着いた『朝露』を集めます。この作り方は古来アボリジニの人たちが朝露をいただく時花を丸ごと食べていたことから自然の状態でお花についた『露』を集めていくことで花の力を生き生きとした状態で保てると考えられています。
朝露の量はそんなに多くないのでガラスの容器も必然的に小さなものでOK。
作り方②朝露がないときはクリスタルウォーターで代用
都会に住んでいる方はお花の朝露を集めることは非常に困難です。そんなときはクリスタルウォーターで代用できます。クリスタルウォーターは満月浄化したばかりの綺麗なクリスタルを水に漬けておいたものです。
このとき浄化は必須項目なのでお忘れなく、クリスタルは身につけていなくとも存在しているだけで邪気を含む特徴があるので丁寧に扱ってあげてください。
クリスタルウォーターをスプレーボトルに入れてフラワーエッセンスを作りたいお花にスプレーしてあげてその露をガラスの容器に集めてください。水晶の波動を転写させたクリスタルウォーターは、フラワーエッセンスの波動を増幅するので、目的にピッタリなのです。
作り方③エッセンスとなるお花の摘み方
エッセンスを作るお花は汚染されていない土地に咲いたものがよく、人間が少ない野生のものがパワーとしては強いです。くれぐれも遠くに摘みに行くときはその土地を汚さないように人間の気配は消しておきましょう。
さらにお花を美しく摘むには満月の夜が最適です。生物の産卵や受粉が満月の夜である生物が多く生物の力が最も高い位置にあると考えられています。
作り方④摘んだお花を朝露に浸し完成
お水に浸すのは2時間程度、お花は捨てずに川へ流すか、枯れるまで見守ってあげてください。完成したフラワーエッセンスは人に分けても効果は変わりません。誰に対しても平等に効果を発揮してくれます。
3.まとめ
フラワーエッセンスのさまざまな効果を見てきましたが、人に良い影響を与えてくれる効果的な植物はたくさんあり、そのそれぞれの特性を生かしたフラワーエッセンスの効果が研究されています。自分の心身の状態や好みに合ったものをたくさんの植物の中から探し当てたり、色々組み合わせたりすることも、フラワーエッセンスならではの楽しみです。植物の自然の力を引き出して作られたフラワーエッセンスに、無限の可能性を感じます。