「すごくリアルな夢を見た」
目が覚めた時、現実と変わらないリアルな感覚を感じてめざめたことはありませんか?
いつか見た夢と同じ現実を体験し、ハッとして「あの日見た夢と同じだ。」と思ったことの1度や2度あるのではないでしょうか。
「今の光景、夢で見たよ。」そのようなお話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
そして、予知夢を見る人と見ない人がいますね。ここでは、そもそも夢とは何か、そして予知夢を見る人はどのような特徴があるのかを解説していきます。
1. 夢とは
夢とは、寝ているあいだに視覚的な心像のことで。それは、聴覚・味覚・嗅覚・触覚などの五感で感じることもあり、普段生活している一人称の目線だったり、三人称目線だったりと様々。
脳が日中に得た情報を整理し記憶として定着させる作業をしているときに見るものです。
日中の情報は、意識的でも無意識でも膨大な量の情報があります。そのため、夢の中ではストーリーや登場人物、また過去の経験なども漫然となった状態のものが展開をされていきます。
過去に経験したことのあることを夢見た場合、それは脳が見せている普通の夢といえるでしょう。
夢を見る原因としては,睡眠前の生理的、心理的緊張や睡眠中の外からの刺激やおなかが空いたといった身体的な状況からの感覚などによって夢を見ることもあります。
2.予知夢とは
予知夢とは何かをくわしくみていきましょう。
普通の夢の場合は、脳が日中に得た情報を整理して記憶として定着させる作業をしているときに見るもの。
日中の情報は、意識的でも無意識でも膨大な量の情報があります。
そのため、夢の中ではストーリーや登場人物、また過去の経験なども漫然となった状態のものが展開をされていきます。過去に経験したことのあることを夢見た場合、それは脳が見せている普通の夢でした。
予知夢の場合は、予め情報や知識がない状態で、第六感や超能力によって未来を予測したと見られる夢のことでしたね。自分が持っている現実の経験や知識では到底知りえない、未来に関する内容が、リアルな特徴を持つ場所や物、人物などを登場させながら、ある時はストレートに、またあるときは比喩的に伝えられるものです。
はっきりと夢の内容を認識することができたり、生々しく現実感をともなったりします。夢から覚めた後も目覚めた感じがしにくいかもしれません。また夢の内容が何日も気になり、忘れることができない、といったこともあるかもしれません。
3.学者が考える夢の定理
眠りについてから見る夢はちょっと現実的ではないですよね、科学的な目線ではどのように解釈されているのか論理的に調べてみました。
精神医学者フロイトの考えた夢|夢とは無意識を知るための手段
夢とは無意識の現れとフロイトは考えました。フロイトの職業は現代でいうところの心療内科のお医者さんです。
30秒で解る精神医学者フロイトについて
オーストラリア出身のユダヤ人精神科医。人間が意識していない『無意識』をはじめてあつかった医師で無意識の哲学は非常に重要なものとして大陸を超え現代の思想にも大きな影響を与えている。
出典:Wikipedia
1900年に出版された「夢判断」は600部も印刷されたが、学会や社会からはげしい反感や非難が集中し彼はかなり孤独に苦しんでいました。彼は国内外特にアメリカから指示を得ていて、特に弟子の一人であるユングとは敬愛しあう深い関係にありました。
1938年アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍がオーストリアに侵攻。フロイト自身は周りの助けもあり国外に亡命したが、4人の妹たちは強制収容所で焼き殺されてしまう。その後ユダヤ人はなぜ迫害されるのかと改めて問うた「モーセと一神教」を発表。
1939年ロンドン。フロイトは末期がんで84歳でその生涯を閉じます。彼が最後に過ごした家は現在もフロイト博物館となっています。
フロイトは患者さんの心の病を治療するために、人の心の構造を精神分析学という形で研究してきました。そのひとつが「夢」でした。
寝ている時に見る夢は、一見なんの整合性もない、支離滅裂なものです。朝目覚めてみて、おかしな夢を見たなあと思うことはよくあるでしょう。
しかし、その支離滅裂な夢こそが、自身の無意識が選んだ大切なものであるとフロイトは主張しました。
人の行動や心のほとんどは、無意識に支配されています。しかし、無意識を自ら自覚することはできません。なぜならそれは無意識だからです。
この無意識を知るための唯一の手段としては、夢を分析するしかない。
そう考えたフロイトは、自身の医院を訪れる患者さんの治療のために、夢の研究を始めました。そして、「こんな夢を見た人にはこんな無意識が隠れている」という夢分析の手法を考えました。
心理学者ユングの考えた夢|夢とは本能からのメッセージ
ユングも、夢を「無意識からのメッセージ」と考えました。ユングはフロイトよりも、もっと広い範囲で無意識からのメッセージが形を変えて意識に伝えられているのだとしました。
30秒で解る心理学者ユングとは
スイス生まれのドイツ系心理学者。幼少のことニーチェ・ゲーテ・カントの著作に感銘を深く受け心理学者になる基盤が作られた。
出典:Wikipedia
彼の母方が霊能力者の家系であったため錬金術・占星術などにも興味があり、夢に関しては遺伝が関連すると言及している。
彼は、「補償機能(ほしょうきのう)」とよばれるものが重要となってきます。
補償機能とは、心の使われ方が偏っている場合に,その偏りをバランスの良い状態に戻すはたらきのことだと考えてよいでしょう。
たとえば、日頃の仕事では感情を切り捨ててすべてを論理的に考えて行動している人が、感情的に激怒したり号泣したりして物事を訴える夢を見たとしましょう。
その場合、論理的な方に偏っている心を夢で感情的な方にバランスをとったと見ることもできますし、「感情的な部分が使われていないよ」という無意識からのメッセージと考えることができます。ユングはそのように夢を考えました。
4.夢の種類と予知夢の特徴
学者たちが考える中では夢の種類は5つに分けられます。
- 願望夢|実際には叶えられない内容を夢の中で実現し、欲求を解消するために見る夢
- 不安夢|不安や心配事など普段からこうなってほしくないと気にしている内容がでてくる夢
- 逆夢|夢の中で起きた内容に対し、現実では真逆のことが起こる夢
- 予知夢|予め情報がない状態で、第六感や超能力によって未来を予測したと見られる夢
その中でも、予知夢はフロイトとユングの考えた内容や記憶の定着といった内容とは少し違いますね。では、予知夢とは何かをみていきましょう。
通常の夢の特徴
普通の夢の場合は、脳が日中に得た情報を整理して記憶として定着させる作業をしているときに見るものでしたね。
日中の情報は、意識的でも無意識でも膨大な量の情報があります。そのため、夢の中ではストーリーや登場人物、また過去の経験なども漫然となった状態のものが展開をされていきます。過去に経験したことのあることを夢見た場合、それは脳が見せている普通の夢でした。
予知夢の特徴
予知夢の場合は、予め情報や知識がない状態で、第六感や超能力によって未来を予測したと見られる夢のことです。
自分が持っている現実の経験や知識では到底知りえない、未来に関する内容が、リアルな特徴を持つ場所や物、人物などを登場させながら、ある時はストレートに、またあるときは比喩的に伝えられるものです。
はっきりと夢の内容を認識することができたり、生々しく現実感をともなったりします。夢から覚めた後も目覚めた感じがしにくいかもしれません。また夢の内容が何日も気になり、忘れることができない、といったこともあるかもしれません。
5.予知夢をみやすい人の特徴
5歳未満の子ども達
子どもたちはまだ社会経験が少なく、生まれてくる前の感覚が大人より残っています。
より夢の世界に近い生活を送っているために予知夢を見る人です。意識的な行動を行うよりも、無意識や感覚からの行動が多いことも予知夢を見る理由です。
右脳が発達した人
クリエイティブな仕事をしている人、イメージが映像で浮かびやすい人、感覚的な人は右脳が発達をしています。論理的思考の得意な人、理路整然と考える左脳が発達した人よりも予知夢を見る人です。
遺伝・体質的なもの
第六感といわれる、霊感の強いタイプの人は予知夢を見る人です。
本来誰でも霊感というものはあります。霊感の強さはもともとの体質的なことや、後天的に自然開花したもの、それからトレーニングを行うことによって、開花させることもできます。また霊感の強さを自ら封じていた場合などは、その能力を使うことを自分に許可することによっても霊感が開花して、予知夢を見る人となります。
感性が繊細な人
こまやかや神経やピュアな感性を持っている人も予知夢を見る人です。霊感の強さとも同じようにはなりますが、自分や周囲の肉体的な感覚などに敏感なタイプの人は、予知夢を見ます。
瞑想の習慣がある人
瞑想はリラックス効果、ストレス解消、集中力と脳の吸収率向上、意識の変化に効果的です。
日頃から瞑想を習慣にしている人は、エネルギーの滞りも少なく、無意識の状態からの発信をキャッチしやすく、第六感も冴えていることが多いため予知夢を見る人です。
6.まとめ
予知夢は感性の繊細や内面のエネルギーの滞りのない人が予知夢を見る人といえそうですね。トレーニングや瞑想などを行うことによって、予知夢を見ることができるようになっていくということも、睡眠の楽しみになりますね。