日本にサンタクロースが浸透したのはいつ?日本第一号のサンタクロースを調査

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サンタクロース

Merry Christmas!

子どもの頃サンタクロースを信じていた方にとってはワクワクした頃が懐かしいですね。その頃を思い出してこの記事を読んでいただくと大人になったなりの解釈ができます。

日本でもサンタクロースという存在は特別ですよねなんせ寝ている間にプレゼントを配ってくれるのですから。はて、日本にはいつ頃からサンタクロースがいたのでしょうか。

今回はサンタクロースのモデルとなった人物についてと、日本で流行した理由をわかりやすく解説していきます。

1.日本のサンタクロース第一号は児童虐待の問題に取り組んだ人物

日本におけるサンタクロース第一号はなんと江戸時代に生きた男性。江戸時代の男性の一般的な姿は、着物を着てちょんまげ(髷頭)姿でしたので、彼もそのような姿をしていた可能性が高いと思われます。

日本最初のサンタクロースは原胤昭(はら たねあき)という人物

クリスマス自体はフランシスコザビエルが離日した翌年。16世紀の中頃、1552年ですが、鎖国や開国もありサンタクロースが日本に現れたのは明治7年(1874年)。

この時サンタ役を行なったのが原胤昭(はら たねあき)という人物。彼は両親ともに生粋のキリスト教信者で、クリストファー・カロザース宣教師より洗礼を受けた感謝の意を評して築地にあった教会でクリスマス会を行いその時サンタクロース役をやったことが日本のサンタクロース第一号になります。

カロザース宣教師の妻ジュリアに助言を受けながらサンタクロースを再現したのだが、裃(かみしも)を着用し、腰には大小の刀、鬘(カツラ)をかぶった純日本風のサンタクロースであった。

日本人初のサンタ役をした原胤昭(はら たねあき)ってどんな人?

名前:原胤昭(はら たねあき)

職業:与力(よりき)※江戸幕府における代表的な職名 明治維新の後、東京府の職員となるがリストラされ、クリスチャン実業家・浮世絵師としても活動。 

日本最初のサンタクロース

日本で初めて本格的に児童虐待の問題に取り組み、明治42年(1909年)に児童虐待防止協会を設立した人物。原胤昭(はらたねあきら)は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した、儒学者・国学者です。1755年に出生し、没年は不詳です。原胤昭は、幼い頃から学問に熱心で、17歳で京都に上り、荻生徂徠に学びました。その後、国学者の上田秋成に師事し、国学の研究に専念しました。原胤昭は、国学と儒学の融合を図ることを目指し、儒学の論理と国学の史実を結びつけた独自の学説を展開しました。また、その思想の影響は、後の幕末期の国学者たちにも及び、国学の発展に大きな影響を与えました。原胤昭は、国学者としての業績により、文化勲章を受章しています。

挿絵や画像が残っていないのが残念です。子供達のために尽力した人物であり、日本にサンタクロースが根付いていたのは彼の活動のおかげです。

現代も原胤昭(はら たねあき)を主役とした書籍は多く出版されていて読むことができます。

個人的には朝ドラになって欲しい人物ですね〜。

2.戦後、サンタクロース=お父さんが定着

各地の教会で現れるようになったサンタクロースは、寄付をサンタクロース姿で配ったことから『プレゼントをくれるおじいさん』というイメージで普及していきます。

大正時代になると、西洋の文化の一つであるクリスマスを楽しむ家庭も増え、街にはクリスマスの商品が並びはじめます。 昭和に入り、戦争中には廃れてしまったものの、昭和20年あたりから少しずつクリスマスが復活。

現在では西洋の文化としてだけでなく、家族や恋人、友人との楽しい時間を楽しむためのイベントの一つに変化。サンタクロースも大人がサンタクロースの代わりになって、子供たちにプレゼントをあげるという風習が定着しました。

  • キリスト教のサンタクロース=聖ニコラウス
  • アメリカ資本のサンタクロース=コカコーラの宣伝イメージ
  • 日本のサンタクロース=お父さん・大人

差別的な考えではありませんが、黒人の方にもサンタクロースはいます。日本のサンタの位置付けと同じようにお父さんがサンタ役であるとケニア在住の友人が申しておりました。

若かりし頃のマイケルジャクソンもサンタクロースの歌を歌っているワケなのでサンタクロース自体は白人のものという概念はありません。

サンタクロースとクリスマス、というのは日本では冬の時期のイベントのひとつであって、宗教的な意味はまったくなく、単にプレゼントをくれるおじいさんというイメージが強く普及しているのが少し残念ですね。

3.サンタクロースのモデル司祭聖ニコラウス

聖ニコラウスは、4世紀頃に実在した人物でサンタクロースの起源となった方。サンタクロースのモデルとなった只者ではない人物だったのです。

聖ニコラウスってどんな人?
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名前:ニコラウス

称号:ミラ・リキヤの大主教奇蹟者聖ニコライと呼ばれ篤く崇敬されており位の高い人物

出身:ミラ(ローマ帝国パタラ町の生まれ)

職業:キリスト教の司教(主教・司祭・神学者)

白ひげに赤いローブはサンタを思わせますね。

神学的著作がないにもかかわらずその生涯、伝説的なエピソードを数多く産んだ聖人。弱いものを助けた話や無実である三人の男を刑罰から救った話が有名であり、天使のお告げで名前を挙げられたなど彼の聖人ぶりは数多く残っています。

サンタクロースの起源となった話

  • 貧しい娘にひそかに持参金をめぐんだという話
  • 子供を誘拐し商品にする肉屋に赴き7年塩漬けにされた7人の子供を復活させ助けたという話

サンタクロースのモデルはなんと実在の人物で、平凡な人物では成し遂げることができない神がかりな行いを生涯行なった手本となる人格は、サンタクロースを信じている子供達に知ってほしいですよね。

4.サンタクロース2つの誕生秘話

サンタクロースの起源は、4世紀の東ローマ帝国のミラという都市に実在した聖ニコラウスという司祭の伝説によるものです。伝説には様々なものがありますが、有名なエピソードを2つご紹介します。

①煙突からやってきて靴下にプレゼントを入れるエピソード

一つは聖ニコラウスという司祭のエピソードがモデルにあります。

この説は、サンタクロースが夜中にやってきて、煙突から入り、吊るしてある靴下にプレゼントを入れる、エピソードが誕生したと言われています。

サンタクロース誕生秘話 煙突・靴下にプレゼントを入れるのはなぜ?

聖ニコラウスがまだ若い頃、隣に3姉妹が住んでいました。

姉妹の家は貧しく、一番上の娘が結婚したくてもお金がなく、結婚する事が出来ませんでした。それどころか借金の返済のために、売られる事になったのです。

ニコラウスは隣の家の姉妹のために、煙突から金貨を投げ入れました。金貨は吊るしてあった靴下に入り、そのお金で娘は結婚する事が出来た、という話です。

②サンタクロースの名前はオランダ語『シンタクラース』が由来

このエピソードからは、現在でもカトリックの教会で、サンタクロースが子供達の守護聖人として扱われていることへつながる話です。

オランダ語のシンタクラース祭がサンタクロースへ

聖ニコラウスを祝う祭りが12月6日でオランダで行われますが、このお祭りを「シンタクラース祭」と呼び聞こえ間違いから『サンタクロース』というネーミングが定着しました。

5.サンタクロースの服が赤いのはコカコーラの広告の影響

サンタクロースの風貌といえば赤い服に白いひげ、大きな袋を担いでトナカイの引くソリに乗ってやってくる、というのが私達日本人には馴染み深い姿。お家のお父さんもサンタの格好をした(させられた)記憶があるかと思います。

しかし、このイメージは人が作り上げたものなのです。

コカコーラの広告イメージが日本に定着した

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出典:Coca Cola

赤い服に白いひげ、赤い帽子のサンタクロースの定番イメージは、1931年コカ・コーラの宣伝広告で使用されたサンタクロースのイメージ。冬でも冷たいコカコーラを飲んでもらうための戦略で商品カラーの赤とサンタのコスチュームを揃えたのです。

この広告戦略は大ヒット!コカコーラの売り上げを伸ばし、2016年の現在でもクリスマスに冷たいコカコーラのCMが放映されていますよね。

サンタクロースをコカコーラのセールスマンにしてしまう会社ってすごい!コカコーラの偉大さを感じます。今でも世界中でこの親しみやすいサンタクロースのイメージが愛されているのです。

ドイツのサンタクロースはローブ姿

ドイツでは聖ニコラウスとして司祭の服を着ています。白いローブのような服に、赤いマントのような長い服を着て、白いひげを生やし、頭には司祭の帽子をかぶっています。

現在では「クランプス」という怪人を引き連れて、良い子にはプレゼントを、悪い子にはお仕置きをする、という具合に変化しています。

クランプスってなに?

ドイツのクリスマスはちょっと違う。サンタクロースはモデルとなった聖ニコラウスに合わせローブ姿でありまさに司祭を思わせる風貌です。

さらにクランプスという妖怪を引き連れ、子供達の前でお披露目。これは日本の秋田に伝わる『なまはげ』ににている風習です。

クランプス「Krampus」はドイツ語のKrampen=鉤爪(かぎづめ)が由来しクランプスは大きな鉤爪のモチーフを持ています。

クランプスは悪い子たちにお仕置きをして、自分のねぐらに連れ帰ると言われており、子供達にとって善と悪の教えをする機会と設定づけられていて、日本のクリスマスとは大きく違います。

6.北米航空宇宙防衛司令部はサンタクロースを60年間追跡!

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が実はサンタクロースを長年追跡調査しています。今年もクリスマスに向けたサンタクロースの追跡カウントダウンがスタート!ノーラッド・トラック・サンタで検索できます。

NORAD(ノーラッド)とは

爆撃機や核ミサイルなどの航空攻撃に対して、北米の防衛を行っている軍事組織

Official NORAD Santa Tracker

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サンタクロース追跡は、1955年から始まります。アメリカの通販会社が『サンタクロースに電話しよう!』という広告を出したのだが、なんと電話番号掲載に間違いがあり、その番号が北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の極秘番号だったのです。

初めてサンタへの電話が鳴ったときの司令部の張り詰めた状況を、アトランティック誌は次のように伝えています。

シャウプ大佐『もしもし、こちらはハリー・シャウプ大佐です』

しかし、返事がない。

シャウプ大佐『もしもし、こちらはハリー・シャウプ大佐です』

と、もう一回繰り返したが沈黙は続く。

シャウプ大佐『もしもし。。。もしもし、聞こえますか?』

少女の声『あなた、本当にサンタクロース?』

ついに、返事があった。しかし、それは司令官からではなかった。それは…小さな女の子からのものだった。彼女もまた、困惑していた。

司令官は誰からの電話なのか問い詰めた。無愛想で、センスがなかった。電話の声は泣いていたと、シャウプ大佐の娘は当時を振り返った。 引用:アトランティック誌

その後も間違って掲載された極秘電話は鳴り止まず、大佐は側にいた部下にも子供たちの電話に対応するよう命令したのです。

シャウプ大佐『サンタクロースが南に向かった形跡がないか、レーダーで確認しろ』

としたことから北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)はこの60年サンタクロースの追跡を子供達のために行なっており、それはインターネットで見ることができるまで広がっています。

NORAD公式サイトの掲載

この任務が最高だからです! NORAD は公認のサンタ追跡者としての任務を誇りに思っています! 公式

ショートムービーを作って欲しいほど心温まる実話です。サンタクロースは本当に夢を与えてくれる存在ですよね。

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クリスマス当日はこんな感じでサンタクロースがどこにいるのか観ることができますよ。

最後に.サンタクロースっているの?『はい、います』

サンタクロースのモデルを知ることで、サンタクロースはいるのか?と聞かれたら『いるよ』と自信を持って返答できますよね。

サンタクロースがそりに乗ってやって来て、子供たちにプレゼントをくれる…それは私達の夢であり、子供に夢を持つことを忘れないでほしいと願う気持ちの表れです。 最近ではおもちゃも本も、お金があれば子供たちは何でも手に入れる事が出来ますが、サンタクロースが持ってきてくれるものは、おもちゃだけではなかったのかもしれませんね。 子供たちにおもちゃだけではなく、夢もプレゼントしてあげたいですね。

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