紙垂(しで)とは、注連縄(しめなわ)や玉串(たまぐし)などにつけている稲妻のような形で垂らされている紙のことです。
紙垂(しで)という名称は知らないかもしれませんが、見れば知っているとい人はいると思います。紙垂は、お正月の鏡餅や神社の神木に巻かれていたり、森の入り口に括られていたりします。身近なところだと、相撲の横綱の土俵入りの際には、紙垂のついた綱を締めているのを見る事が出来ます。。
紙垂(しで)を垂らす意味は、そこが神聖な場所である、という意味の境界線の役割をしています。 ここでは、流派によって違う紙垂の意味と種類、作り方をわかりやすくまとめました。
1.紙垂(しで)の役割|神聖な場所との境目
紙垂には、そこが神聖な場所だという意味の境界線の役割をしていると言われています。
主に注連縄(しめなわ)につけられている時には、そこが神聖な場所という意味になり、玉串などに取りつけた場合には、祓具(はらいぐ)としての役割があります。
祓具(はらいぐ)とは
祓具(はらいぐ)は、神道儀式の最初で行う修祓(しゅばつ)で使う道具です。
2.紙垂の形・流派について
形の意味|稲妻
紙垂の独特な形は、稲妻の形をしていると言われ、落雷があると稲が良く育つと言われている事から稲妻を象っていると言われています。
降り方|3種類の流派
紙垂には折り方によって流派があり、それぞれ吉田流、白川流、伊勢流と名前が付けられています。
- 吉田流
- 白川流
- 伊勢流
代表的な吉田流の紙垂の折り方は、切込みを入れた紙を手前に3回折るのにたいして、白川流は1回目は手前、2回目は向こう側、3回目は手前、という風に折ると、白川流の紙垂の出来上がりです。
伊勢流は左右の切込みを入れた紙をそれぞれ手前に折るだけです。
出典:神社のあれこれ
出来上がった紙垂は、注連縄に挟み込むようにして取り付けます。
吉田流の場合
出典:紙垂の作り方
- A4サイズ位の紙を用意します。紙を横長に置き、長い方の辺を半分に、短い方の辺を3等分に折ります。
- その紙を折り線に沿って切ります。
- 6枚になった紙の一枚を半分に折り、半分に折った紙のサイズに合わせて別の紙で型紙を作ります。
- 型紙は、縦を4等分、横を3等分に、折り目を作ります。
- 紙垂用の紙の折り目を左側にして、その上に折り目を付けた型紙を置きます。
- 型紙の折り目の縦線は3本あるはずですが、そのうち左側の線の上から3分の2をハサミで切ります。
- さらに右側の線も、同じように上から3分の2までをハサミで切ります。
- 真ん中の線は、逆に下から3分の2までをハサミで切ります。
- 型紙を外し、出来上がった紙垂の土台の紙を、折っていきます。
- 左側の切れ込みより右を、手前に折ります。(左側の切れ込みの一番最後の所で折ります。)
- 次に、真ん中の切れ込みより右を、さらに手前に折ります。
- 最後に、右側の切れ込みより右を手前に折って出来上がりです。
白川流の場合
- 吉田流と用意するものは同じです
- 吉田流と同じように型紙を作り、折り目を付けます。
- 左側の切れ込みより右を手前に折ります。
- 真ん中の切れ込みより右を向こう側に折ります。
- 右側の切れ込みより右を手前に折ります。
真ん中の切れ込みの所で折る方向が、吉田流は手前、白川流は向こう側に折るという事です。それ以外は同じです。
伊勢流の場合
伊勢流は長方形の紙に2本切れ込みを入れ、手前に折るだけの簡単なものです。
3.紙垂の数|決まっていない
紙垂をしめ縄に垂らすとき、神社によって違いはありますが一般的には紙垂は四垂とも書き、4枚垂らすという場合が多いです。
注連縄は七五三縄とも言われ、注連縄に〆の子と呼ばれる房が7本か5本又は3本付いており、その房の間に紙垂が3枚、両側に2枚の合わせて5枚の紙垂を垂らす事がありますが、決まった形があるわけではありません。
注連縄は、向かって右側が太くなっている大根締めと、両方が細くなっているごぼう締めがあります。
注連縄は、俗世と神様の世界を区切る境界線の役割をしていて、注連縄の形は雷雲を表し、紙垂は稲妻、〆の子は雨を表し、五穀豊穣を祈願するという意味もあるのです。
4.紙垂を購入をしたい時
紙垂は通販で購入する事も出来ます。
4本セットになった物や、注連縄とセットの物、お祓いの道具の榊玉串、お正月の鏡餅用、玉串、御幣、麻ひもや縄なども様々なお店で購入する事が出来ます。
また、神棚や神具を販売しているネットショップもあり、本格的な神棚に紙垂を垂らしてある物も販売されています。
変わったところでは、紙垂をモチーフにしたアクセサリーを作っている方がいらっしゃいます。 紙垂の形をしたピアス、紙垂の形のモチーフをネックレスに取り付けたデザイン、注連縄をかたどったネックレス、玉串のブローチ、紙垂とパワーストーンの組み合わせもあります。 鳥居をネックレスのパーツにしているものもありました。
あとは小さい玉串のストラップなどがあり、どれも個性的で素敵なアクセサリーです。
5.関連のある10つの神具
①神棚(かみだな)
神社の本殿を模して作られたもので、通常東向きか南向きの、鴨居や箪笥の上などを利用して設置する。 宮形は一社造り、三社造り、七社造りなどがあり、一般的な家庭では、一社造りか三社造りで良いでしょう。 一社造りでは、伊勢神宮の神宮大麻を一番前にして、氏神神社の神札、その他日常信仰する神社の神札の順で祀ると良いでしょう。三社造りでは中央に伊勢神宮の神宮大麻を祀り、向かって右に氏神神社の神札、左に日常信仰する神社の神札を祀る事になっています。
➁注連縄-稲藁を編んだもので、4本の紙垂が付けられている。注連縄がある場所から先は、聖域であるという事を表しています。
➂神鏡(みかがみ)-神社や神棚に納められる、薄い円形の鏡の事です。鏡を支える台と一緒に納めます。
⓸三方-神饌を備えるための白木造りの台です。
⑤土器(かわらけ)-神様にお供えする御酒と塩や水を入れるための器で、素焼きの土器です。
⑥灯明-3本の棒を組み合わせた物で、灯明皿が用いられる。
⑦榊立て-榊をお供えするための、陶器の花立てです。
⑧御幣-二本の紙垂を木に挟み込んだもので、元は神に捧げるものであったのが、神の依代として社殿の中に立てて用いるようになったと言われています。
⑨鳥居-そこから先は神域とされ、俗世との境界線を表しています。
⑩神輿-通常は神社にいる神霊が、祭りなどで一時的に依代となるのが神輿である。
6.本気で開運したいとき
より開運の効果を高めたい時は幸運期を調べることをおすすめします。
人生の転機はあなたが生まれた時点ですでに決まっています。いつ訪れるのかをあらかじめ知っておけば、そのチャンスを逃さずにつかむことができ、どんどん幸せな人生を送ることができるようになっていきます。
3つご紹介しますので、お悩みによってお好きな占いをお選びください。どれも人気の高い占いです。
方法1|奇跡のスピリチュアル診断(今だけ限定|初回占い無料キャンペーン中)
国内において【恋愛】、特に『不倫』『浮気』『彼女や彼氏持ち』など人には言えないお悩み解決に高く評価されている占いです
あなたの顔や名前がバレることなく1対1での鑑定が可能なので、お悩み解決度は抜群
愛・お金・健康・人間関係など、あなたの未来をグラフで示す『チャート占い』も人気です
今だけの初回無料キャンペーンをしているので、この機会にぜひお試しください
方法2|国内最大級のタロット占い(無料占い多数)
【恋愛】【出逢い、結婚】【人生、仕事】など300本を越える!豪華特別鑑定メニューを揃える国内最大級のタロット占いアプリです
「一生独身覚悟->人生180度激変」「思い人の心の全貌/2人が描く未来」「転職or継続?後悔しないための選択」などあなたの悩みを徹底解決
日本人初の国際認定占術家からYahoo!占い年間MVP獲得占い師まで「まずは無料で受けられる分だけでも」ぜひアドバイスを受けてみてください。
方法3|ペルシャン占星術
「具体的な日付と出来事をピンポイントで当てる」
ゲッターズ飯田が唯一尊敬する占い師、水晶玉子の占星術。
・出会いや返信が来そうな日付 ・出会いがありそうな場所 ・運命の相手の特徴 ・気になるあの人との相性 ・運命の相手のイニシャル
など、水晶玉子の占星術で見てもらうと「日付も場所もピンポイントでピタリと的中」します。
日本一当たるとテレビで紹介。ダウンタウンDXにも出演した水晶玉子の圧倒的な的中率をぜひ今すぐ試してみてください。
7.まとめ
普段はあまり意識せずに見てしまいがちな紙垂の事をお伝えしましたが、身近に感じていただけたでしょうか。
家の神棚にも、紙垂を作って垂らしておくと、その場所が神聖な場所である、と言う意味になりますので、より一層神聖な場所として、神様を祀る事が出来ます。
神様を家に迎える、と言う神聖な気持ちを、紙垂を折る時に込めてみてはいかがでしょうか。きっと、毎日を新鮮な気持ちで過ごす事が出来るでしょう。