日常ではあまり聞きなれない梵字(ぼんじ)ですが、この文字には秘められた力があると言われていて、特に魔除けとして使用されるお札の文字に使われることが多いです。
知る人ぞ知る、神の文字・神聖な文字といわれていることで正しく日常に使用している人もいます。
今回は、梵字について由来と取扱いの注意点をまとめました。ぜひ役立ててください。
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1.梵字(ぼんじ)の由来
梵字(ぼんじ)の梵(ぼん)とはブラハマー神の梵天(ぼんてん)を示しています。
梵天(ぼんてん)とは
梵天とは宇宙の最高原理ブラフマンを人格化した神のことです。
ブラフマンとは、宇宙の源であり神聖な知性としてみなされていました。すべての存在に浸透しており、多くのヒンドゥーの神々は一つの「ブラフマン」の現れであり、初期の宗教的な文書、ヴェーダ群の中ではすべての神々は「ブラフマン」から生まれたとみなされていました。
サンスクリット語は梵天によって作られたという伝承から、サンスクリット語を梵語と呼びます。
その梵語を書き記す文字を梵字(ぼんじ)と呼びました。しかし、「梵字」=サンスクリット語ではないようです。
もともとインドには、文字がなかったのですが、時代とともに書き記す必要が出てきたことで、紀元前に使われたのが、ブラーフミー文字なのです。これが「梵字」です。
それまで、文字がなかったインドでは、ヴェーダ聖典なども口授だったのです。
そして、文字は変化しながら今現在使われているテーヴァナーガリー文字に発展したのです。
日本でいわゆる「梵字」と呼ばれているものはインドで6世紀ごろに使用されていた、悉曇文字(しったんもじ)のことを言います。
どうして、日本でだけ悉曇文字(しったんもじ)=「梵字」ということが、広まったのでしょうか?次項で解説していきます。
2.日本で悉曇文字(しったんもじ)としての梵字がひろまった理由
6世紀ごろ、インドの経典が中国に渡りそれを遣唐使の僧が日本に持ち帰りました。
そして、密教の発展とともに悉曇学(サンスクリット学)が発展しました。
一方、中国では「道教」の人気に押され、密教自体が廃退していきました。 また、インドでも文字は別の物に変化していきましたが、日本では悉曇文字を神聖化したり、修業体系に組み入れたりしていました。
また、書道的にも発達しました。
日本では、このような由来から「梵字」=神聖なものとしてあがめられてきたのです。
日本独自の文化として発達した悉曇文字は、五十音文字にも影響を与えました。 悉曇文字が今も日本では、「梵字文化」として、生きているのです。
3.梵字が持つ力
昔から、梵字にはそれ自体に神聖で霊的な力が宿っていると言われています。
梵字の一文字は神仏を現し、様々な功徳を与え、また災難から救ってくれるパワーを持っているといわれています
身につけていれば、お守りの役目もはたすのです。
さらに梵字には「干支」に対してのそれぞれの文字もあるのです。
自分自身の干支の梵字を 身につけることで、その梵字が現す守護仏に守られるのです。 干支の梵字とはどのような文字で、どのような力と意味があるのでしょうか?
子(ねずみ)年うまれの梵字|キリーク(千手観音音菩薩)
聖観音の変化した文字です。広大無限の慈悲を持ち、広範囲にわたって微細に人々を救う。悩みを聞き入れ、救い、願いをすべて叶えてくれる万能の神です。
丑(うし)・寅(とら)年生まれの梵字|タラーク(虚空蔵菩薩)
あらゆる祈願に応えてくれる神です。どんな力にも打ち勝つ無限の力を持ち、すべての福徳と智慧を授けるといわれています。
兎(うさぎ)年生まれの梵字|マン(文殊菩薩)
「智」「慧」「証」の徳を象徴とする神です。知恵を司る神で永遠の幸福と知恵を授けるといわれています。
辰(たつ)・巳(へび)年生まれの梵字|アン(普賢菩薩)
「布施」「特戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」の六つの力で人々を救うと言われています。6行は慈悲行の究極であり、また延命の徳も授けると言われています。
午(うま)年生まれの梵字|サク(勢至菩薩)
智慧の光明が盛んな神とされています。一再を照らし迷いを解く力が大きく、智慧の象徴でもあります。人々を色々な苦難から救い出し、徳をもたらすとされています。
申(さる)・未(ひつじ)生まれの梵字|バン(大日如来)
全ての仏さまの頂点にある存在の神です。宇宙をあまねく照らし、念法の始まりとされています。宇宙そのものと言われています。
酉(とり)年生まれの梵字|カーン(不動明王)
大日如来の化身であり、数ある明王の最高位にあたります。右手に持つ剣(利剣)で迷いや邪悪な心を断ち切り、左手の網(羂索)で悪心をしばり、良いことを起こさせると言われています。
戌(いぬ)・亥(いのしし)年生まれの梵字|キリーク(阿弥陀如来)
人々の悩みや苦しみを、20の光によって救い出してしてくれると言われています。 ご加護を祈れば、困難を払い進路が開け穏やかに暮らすことができると言われています。
以上が十二支にそれぞれ与えられた、神の化身の梵字と効能です。
この干支に与えられた梵字のそれぞれを種字とも言います。 自分自身の干支を現す梵字を身につけることで、ご守護を授けられると言われています。
また、自分の手でしたためることで、さらに大きな功徳をもたらすパワーを持ち、指でなぞることによっても大きな力が体の中に入ってくるとされています。
また、各梵字にはそれぞれに御真言(マントラ)というものがあり、それを唱えることによって、梵字に加えて、よりいっそうの効果があると言われています。
4.梵字の取り扱い注意点
梵字には、文字そのものに神仏が宿っていると考えられています。
特に12支を現す「梵字=種字」は、密教経典での主尊を現しているのです。この種字を使った種字曼荼羅というものも存在します。
曼荼羅とは、仏様の悟りの境地である宇宙の真理を、仏様、菩薩様などを体系的に配列して図式化したもののことです。
浄土の姿を図示したものもあります。種字曼荼羅は仏様の絵を描くかわりに、種字を使って図式化したものなので、その各文字が仏様自体を表現していると言えるのです。
仏様や菩薩様そのものを現す梵字は、とても神聖なものだということは理解していただいたと思います。心を落ち着けて雑念を払い、正しい書き順で梵字を書いてみると、清らかですがすがしい力があなたの心の中に染み渡ることを実感できると思います。
でも、自らでしたためた梵字などは、たとえ書き損じたものでも粗末に処理をするようなことは避けた方が良いでしょう。梵字を書くという事は、神様を書いているという事なのです。
梵字ブームによって、ファッションなどにも梵字を取り入れたTシャツやアクセサリーなども販売されていますが、このようなグッズも、いらなくなった時でも丁寧に処分するようにした方が望ましいでしょう。
また、梵字を使ったお護符や霊符などは、疑心暗鬼で行ったり粗末に扱ったりすると、かえって厄災を招くなどとも言われていますので、いつも信心をわすれずに清らかな気持ちで持つようにこころがけましょう。
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6.まとめ
正しく理解すれば、すばらしいパワーや効能を与えてくれる「梵字」 心が乱れたり、不安になったりしたとき、ふと「梵字」の存在に目をむけてみるのも良いかもしれませんね。