あなたのことを気遣ってもらったお守りってなかなか捨てられないものですよね。
もしかしたら何十年も取ってある、なんて人結構いると思います。その気持ちすごくわかるのですが、お守りとしては良い扱いとはいえないんです。
お守りの正しい処分方法を知ることで、送った側の人の気持ちを裏切らずにきれいにすることができますよ。
たとえ自分自身に購入したものでも「想い」が込められたものは安易にゴミ捨て場へ置いていけないもの。そんな方にお守りの正しい処分方法をお伝えします。
最後まできれいに処分するところまでがお守りとのおつきあいです。ぜひ溜まっているものの処分に役立ててください。
1.お守りに分類されるアイテム一覧
まず、お守りと同じように扱いをされる分類を理解していきましょう。『そういえばあったかも?』なんてことがあると正しい方法で処分するリストから自然と外れてしまうものです。
- 神社仏閣が販売しているお守り・御守り・御守
- 護符・御符・破魔矢
- ミサンガ(プロミスリング)
- パワーストーン・貴石・鉱物
- 動物の骨や歯・爪
- 仏像
- 梵字(ぼんじ)を書いた札(梵字は字そのものが仏をあらわします。)
- 神像
- ロザリオ(クルス・十字架)
- 聖遺物
- 千羽鶴
- 招き猫
- 瓢箪(ひょうたん)
- 赤冨士
- ビリケン
- シーサー
- 七福神
- 鶴亀
- ココペリ(アメリカインディアンの精霊)
- インデアンジュエリー
- ドリームキャッチャー(アメリカインディアンのオジブワ族に伝わる神聖な小道具)
- ナザール(トルコの邪気よけ)
- ボジョボー人形(グアムの恋が叶うと言われる人形)
これ以外にも、世には出ていない、他国・国内の神聖なものや手作りのお守り、曰くつきのものには適切な処分をするのをおすすめします。
2.お守りの有効期限について
神社仏閣で購入できるお守りは最大1年間(お焚き上げの日まで)
神社仏閣で購入できるお守りを持っている人が多いと思います。交通安全・合格祈願だったり身近な願いを込められるものが多く送りたい相手もいますよね。
神社で貰うお守りや交通安全の物は、基本的に最大1年が有効期限と考えて良いです。神社仏閣では、 破魔矢やおみくじを1年期間で処分しています。
購入する時期は様々ですが、処分する日は次の年が明ける頃までにと決めておくといいかもしれませんね。年末になると神社ではお焚き上げを一斉に行います。その日を活用するのが最もいい案です。
パワーストーンは破損する日まで
パワーストーンの場合は、石自体が欠けたりネックレスやブレスレットのゴムや糸などが切れるなど破損をしたら役目を終えたと思ってください。
形あるものはいつか壊れるので偶然にも必然にも壊れた時がその石の寿命です。
パワーストーンはいつでも持ち主の代わりを務めています。気に入っているものやよく身につけるパワーストーンは必ず浄化をしてあげてくださいね。
過去にパワーストーンの浄化について解説しているのでこちらを参考にしてください。
人間も疲れたら休みを取るように、石も浄化してパワーを取り戻す期間というのが必要なんです。 パワーストーンの浄化方法は、それぞれの石によって異なりますので、その石に合った方法で浄化するようにして下さい。
3.お守りの処分方法
返納する
基本的には神社で購入した物は神社に、お寺で購入したものはお寺に返納するのが正規の方法です。
神社・お寺では、お正月の初詣の時期に、返納する場所が設けてあります。 返納できるような場所が見当たらない場合は、社務所や事務所で聞いてみると良いでしょう。
返納は郵送でもOK
お守りが購入された神社仏閣に返納するのがいいのですが、実は郵送でもOKです。できない場合は近所の神社仏閣でも大丈夫です。だたし、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺に返すようにして下さい。 それさえ守れば、遠くて返納できないお守りも、近くの神社やお寺で返納できます。
- 神社の場合|お焚き上げ依頼
- お寺の場合|焼納依頼
お焚き上げ料は大体お守りと同額です。
返納は有料と考えた方が良い
お守りの処分にはお金がかかるのが基本と思って置いた方が良いです。お焚き上げは機械ではなく人の手で行われるため無料にするのはかなり難しいと思います。
年末年始のお焚き上げ・焼納
大きな神社仏閣では年末・年始にお焚き上げ・焼納を行なっているところがあります。大きなところだと無料の場合もあるので、年末用に貯めていてもいいですね。
4.自宅で処分しいたい時
神社やお寺が遠くて持って行けないときや、どこで買ったものなのか、頂いたのかも分からない場合もあります。そういう場合に家で処分する方法を試してみてくださいね。
あらかじめ燃やしても大丈夫な素材かどうか、確かめてからにしてください。また、火の取り扱いには十分に注意して、水を近くに用意した上で、焼却してください。
- 半紙でお守りを包んで塩をかけ、燃やす
- 半紙に包んで、塩をかけて袋に入れてゴミとして処分
燃やすと有毒なガスが出る場合もあり、必ず素材を調べてからにしてください。 特にプラスチックは燃やしてはいけないので、注意してください。
燃えない素材のお守りの場合には、半紙に包んで、塩をかけて袋に入れてゴミとして処分してください。
5.パワーストーンの場合
パワーストーンは、神社やお寺のお守りとは違って、返納しなくても持っていることは出来ますが、時々石を浄化する事が大切です。
浄化してから手放す
パワーストーンが朽ちてしまった時、浄化してから手放すようにしましょう。浄化方法は石によって違ってくるので気をつけてくださいね。
使わなくなったパワーストーンを人に譲ることはやめておきましょう。
自然に還す
パワーストーンは鉱物なので自然に返すことができます。アクセサリーとして使ったものは、金属部分は必ず取り除いてくださいね。ただ純正の鉱物ストーンを持っていない人も多いのであくまで理想的な処分の方法です。
一般ゴミとして処分
地域によっては有料に指定されている場合があるので調べてから捨てるようにしてください。白いものに包み少量の塩を振り捨ててください。
大切なことは、パワーストーンへの感謝の気持ちと別れの心構えです。
6.まとめ
いかがでしたか?お守りと言っても様々なものがあり、効力や購入した時期が分からないものも沢山あるでしょう。そんな時、このような方法がある事を知っておくと、何よりも自分の気持ちが落ち着きますし、神様や仏さまをお祀りしてある所から頂くものですから、むやみに間違った方法をとらないように気をつけたいものです。
購入した場所が分からなくなりそうなお守りなどは、メモをしておくと、返納する時に便利です。自分を守ってくれたお守りを大切に扱う事は、神様や仏さまに感謝の気持ちを伝える事にもつながるのです。