癒しの音楽『ヘミシンク』の3つの効果と危険と言われる理由

ヘミシンクとは、アメリカの超心理学者であるロバート・モンローが開発した音響技術のことで、癒しの効果があると不思議な噂が立っています。

今回はヘミシンクが癒しの音楽と言われる所以を調べて見ました。

開発したロバートは、元々実業家として成功していて、42歳の時に睡眠学習の研究を手掛けていました。

その時体外離脱という不思議な経験をしたことを契機に、モンローは体外離脱について本格的に研究するようになっていったのです。研究を重ねるうちにモンローは複数回にわたり体外離脱を体験しました。

そしてその都度その過程を詳細に記録し、客観的に統計的な分析をしていきました。こうして『ヘミシンク』が誕生したのです。

1.ヘミシンクとは？

まずはヘミシンクとは何なのかあから解説していきます。

例えばヘッドフォンで右耳と左耳に左右それぞれ波長がわずかに異なる音を聞いたとしましょう。

すると人間の脳はその波長を合わせようと、その波長の差に合わせた脳波を導き出す性質があります。

これを「両耳性うなり」と言い、バイノーラルビートとも呼ばれている原理です。ヘミシンクではこのバイノーラルビートを利用して、聞くものを瞑想状態に入りやすい状態へと誘導していくのが特徴です。

トランス状態であるとか、睡眠に入る前の夢か現実かわからない意識状態である時の意識状態のことを、変性意識状態にあると言います。

瞑想状態にある時や体外離脱等の時も、変性意識状態にあると言えます。

ヘミシンクでは右耳と左耳に若干異なる周波数の音を聞かせ、意図的に導き出したい脳波の周波数を発生することによって、このような意識状態へと誘導していきます。

※動画を再生しながら記事を読んでいくのがおすすめです。

▼ストレスを緩和し、不安を軽減させるヘミシンク音楽

今の世の中緊張やストレスを感じない日は無く、不眠やストレスからくる様々な精神疾患等に悩まされている方は少なくありません。

ヘミシンクは私達にリラックスや安眠誘導、ストレス解消にも優れた効果をもたらしてくれます。

ヘミシンクのＣＤは音楽として聞き流せるものからストレス解消、リラックス、ヒーリング、安眠まで、目的別に使い分けることができます。

ヘミシンクを聞くことで、「ハイヤーセルフ」と呼ばれる、自身の持つスピリチュアルな本質や本当の自我と一つになることできます。

光の波とともにハイヤーセルフへと向かう為には、自身の持つ憎しみや恐れ、怒りなどのネガティブな負のエネルギーを全て解き放たなければいけません。

またへミシンクを体験することで、自身の内なるガイドと会うこともできます。ガイドとコミュニケーションをとることは、自己の本質を知りスピリチュアル的に成長すると同時に、気づきや生きるヒントを得ることへ繋がっていきます。

ヘミシンクを体験することで、自身の持つ潜在能力を開花させることができます。中でも有名なのは遠隔透視です。

またヘミシンクで体外離脱をして目的の場所へと跳ぶこともできます。その他にも集中用のＣＤを使うことで、物事に対する集中力を向上させる効果もあります。

そのことが学習能力の改善や注意欠陥多動性障害（ＡＤＨＤ）の改善に繋がることも少なくないのです。

ヘミシンクはとても便利な音楽のツールであります。しかし便利な反面、気を付けなければいけないこともあります。

ヘミシンクはその時の精神状態に左右されることがあります。その日の体調や気分状態によって変わりますので、聞いていて気分が悪くなったり頭痛や眩暈がする場合には使用を控えるようにしましょう。

鬱病を抱えている方は、場合によっては症状が悪化する危険性があります。聴覚障害のある人も頭痛やめまいを引き起こしかねませんので注意しましょう。

ヘミシンクを聴いていると変性意識状態へと入り込むので、ボーッとしたり眠くなってきます。だから重機器や車を運転している時は重大な事故へ繋がるので注意しましょう。またスポーツしながら聞くことも怪我の原因になる可能性があるので要注意です。

ヘミシンクに限らず効果があるツールというものは、必ず危険という副作用が伴うものです。使用する側は必ずそのことを理解した上で、適切に使用していかなければいけません。そしてヘミシンクで深い体験をするにはそれなりの経験が必要です。ポイントは『楽しむこと』。

ヘミシンクが貴方の人生にとってプラスの影響を及ぼしてくれることをお祈り申し上げます。