誰でも1度は豊かな感性を手に入れたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
実は感性そのものは誰でも持っているのです。
ただ違うことは、自ら持つ感性を磨いているか磨いていないか、なのです。 素晴らしい感性を手に入れる為に、感性を磨く4つの方法を紹介していきましょう。
1.感性が豊かな人の5つの特徴
よく『あの人は鋭い感性を持っている』とか、『豊かな感性に溢れた作品』という言葉を耳にする機会がありますよね。
このように感性とは、あるものに対して『心が受け止め感じ取ることができる感覚』を表しております。
例えば優れた芸術家やアーティストはその感性を素晴らしい作品へと昇華することで表現していきます。 私たちはそれを鑑賞することで、芸術や文学を通して自然の中の美や人の心の機微を感じ取るのです。
① どこまでも想像ができる
感性が豊かになることで一番得られる力は想像力です。 物事を見て得られた一つの情報から、様々なイメージが広がっていきます。
例えば友人が旅行に行った話を聞いたとしましょう。 旅行先での出来事を想像しながら聞いているうちに、あたかも自分も一緒に行ったかのようなワクワクした気持ちを得ることが出来ます。
②思考の視点が広い
感性が豊かな人は、普通の人が思いつかないようなことを思いつき、それを形にする能力を持っています。 頭で考えた事を表現するのではなく、心に思い描いた事を素直に感じとりオリジナルな感覚で表現していくのです。
『彼らの目には何が映っているのだろう?』と思わず思ってしまう様な、斬新なデザインの服や、個性的な色合いの絵や作品等を生み出すことが出来るのです。
感性豊かな人には芸術家やアーティストが多いと言われる所以ということができるでしょう。
③自分に嘘をつかない
綺麗な物は綺麗、悲しい時には涙を流し、楽しい時には思い切り楽しむ、感性の豊かな人に良く見られる特徴です。
子供の様に純粋な心を持って心の赴くままに行動し、「理屈」に囚われることなく自分の直感を信じて行動していきます。
感性が豊かになるにつれて自然と汚い事や汚い言葉・考えには縁がなくなっていくでしょう。
④感覚が繊細
感性を磨き鋭くなっていくにつれて、自分の五感も鋭く研ぎ澄まされてきます。 自らの目で見て、匂いを嗅ぎ、音を聞き、手で触れた感覚を味わっていきます。
情報だけではなく、自ら感じとった情報でもってイメージを広げていくのです。 また感性が研ぎ澄まされてくるにつれて、五感だけではなく目に見えないものを感じ取ることが出来ます。
人の心の動きや感情の機微等を敏感に捉えることできることで、人を思いやる優しい心が育ってきます。
⑤『当たり前』を無視できる
感性が磨かれていくことによって、物事を一つの固定観念に囚われずに見るようになります。 また一つの方向だけから物事を見るのではなく多方向からも見て、深いところでとらえようとします。
2.誰よりも感性を磨く4つの条件
① 好奇心を感じたら素直に行動すること
感性を磨くためには『好奇心』は必要不可欠です。 自分のプライベートな時間を見つけたら、とにかく探求心の赴くままに好きなものを追求していきましょう。
②映画・音楽・アート等を間近で体験する
この世の中には様々な作品に溢れています。 その中でも本当に素晴らしい作品に出会った時、一気に感性は磨かれていきます。 そのような作品こそ『本物』と呼ぶことが出来るのです。
それは映画であったり、音楽であったり、アートであったりと様々な形をなしているでしょう。 そして『本物』に出会う為には、とにかくジャンルに拘ることなく追求していくことが大事なのです。
映画でも音楽でもアートでも、間近に見たり聞いたり体験することが大切です。 映画なら自宅で手軽に鑑賞しても構わないのですが、映画館で鑑賞する迫力には勝てません。 音楽も然り、CDやテレビでも十分楽しめますが、コンサートやライブで聞くのには到底敵いません。
アートに関しても、本やメディア等で見るよりも実際美術館に赴き鑑賞することで、作品本来の魅力を感じ取ることが出来ます。 それは感性が刺激され磨かれている証拠なのです。
③変化し続ける
感性を豊かにするためには、日常とは違う非日常の感覚を味わうことも大切です。 映画や本、音楽・アートはその作品でもって私達を非日常の世界へと誘ってくれます。 旅をするということは全身で非日常を体験することになります。
そこでの経験は深く記憶に刻まれ、生涯忘れることはないでしょう。 五感を刺激することは最終的に感性を刺激することへと繋がっていくのです。
④知識を蓄える
知識とは無くならない財産。生活の中でもかなり使えるし、苦手な分野もリカバーできることが多い。
困った人を助けたり、窮地に追いやられたときに役立つこともありますよ。ただ読んだ本の数を増やせばいいというわけではなく、読む本は『興味はある。でも半分知らない』ぐらいの内容のものだと記憶にも刷り込みやすく忘れないですよ。
3.感性を刺激する先人達の7名の名言
感性や視点を変えれるはっとする名言を紹介します。モヤモヤしている時や刺激が欲しいときのヒントにしてくださいね。
オーギャスト・ロダン|フランスの彫刻家
『美はあらゆる所にある、我々の眼がそれを認め得ないだけだ』
代表的は『考える人』。フランスを代表する彫刻家で近代彫刻の父。
彫刻家オーギャアスト・ロダン wiki
クロード・モネ|印象派を代表するフランスの画家
『私は鳥が歌うように、絵を描きたい』
モネは、パリで絵の勉強をしたいと考えるようになったが、父は強く反対した。しかし、モネが、カリカチュアで稼いだ貯金2000フランでパリに行きたいと伝えると、父はこれに驚き、やむを得ず許可。代表作は、睡蓮。
クロード・モネ wiki
クロード・アシル・ドビュッシー|フランスの音楽家
『音楽は色彩とリズムを持つ時間からできている』
19世紀後半から20世紀初頭にかけて最も影響力を持った作曲家である。
クロード・アシル・ドビュッシー wiki
レオナルド・ダ・ヴィンチ|イタリアの万能人
『優れた画家はふたつのものを描く。人と人の心の動きである』
レオナルド・ダ・ヴィンチ wiki
音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など様々な分野に顕著な業績と手稿を残し、万能人 という異名などで親しまれている。
ヘルマン・ヘッセ|ドイツ生まれスイス育ちの詩人
『はかなさがなければ、美しいものはない。 美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。』
ヘルマン・ヘッセ wiki
パブロ・ピカソ|スペイン生まれのフランス画家
『私は対象を見たままにではなく、私が思うように描くのだ。』
『子供のときは誰でも芸術家。 問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ』
生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多作な美術家であると『ギネスブック』に記されている。
パブロ・ピカソ wiki
前田利家|戦国大名
『不幸な時こそ本当の友情がわかる』
戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、戦国大名。
前田利家 wiki
4.まとめ
感性は誰でも持っている感覚です。 日常生活においてほんの少し意識を変えてみるだけでそれは磨かれ、キラキラと輝きを得ていきます。 毎日少しづつでも感性を磨いていって、是非とも幸せな人生を手に入れてはいかがでしょうか。