子供は霊感が強いと言われています。『霊感』と聞くと怖いイメージを持っている方も少なくないでしょう。
大人になると理論的に不明確な存在を、『危ない・良くない存在』と認識しがちです。ですがまだ成長しきっていない未熟な子供時代には、そう感じない場合があります。その出来事は子供の才能として伸ばす事もできるかもしれません。
では、大人達は子供独特の霊感をどのように解釈すれば良いでしょう。今回はその特徴と対処方法についてお伝えいたします。
1.霊感とは?
霊感とは、霊感＝インスピレーションという解釈が一般的で、突然のひらめきやアイデアを指します。
霊感というと、『霊が見える』現象をイメージしますよね、ですがそれは『霊視（れいし）』といい、霊感とは異なります。霊感とは生命力や神様・仏様などを感じたり反応したりする感覚のことです。
例えば、心にふと感じる、不思議な感覚のことをさします。思考過程を抜きにして、瞬間的に感じる、また知ることができるような心的状態の事です。
子供時代に、実際に見た事もない『お化け』に怯えた事はないですか？敏感な子供なら、海の波・猫・ボールなんにだって怯えたりします。物事を知らずにわからない事が怖いという感覚がありながら、突然見た事もない事をひらめいたり・怖がらずに接する事ができたりする感性が霊感と言えるでしょう。
どの様な霊から何を受け取るか、どの様に感じるかは人それぞれ違います。また心の純粋さや感謝の心によっても変わっていきます。
2.子供が持つ霊感の特徴
霊感について、大人と子供ではどの様な違いがあるのでしょうか。
子供は霊感が強い、と言われる理由は、未成熟なこころが持つ『感性』が疑いや計算した目線でものごとを見ていないからです。
子供は頭で考えるより先に体全体で色々な事を感じています。霊的存在を感じるのもその一つです。これは未熟と言うより、人本来の性質のまま、と言えます。好奇心旺盛で抑制力が弱く、感受性が強い為、心で感じた事そのままに行動出来るのです。
偏った固定観念に縛られておらず何事にも柔軟に対応出来るとも言えます。つまり純粋で素直なのです。成長するにつれ頭で理解する事を覚えますし、場合によっては『霊はいるはずがない』という考えの中で育つので、霊感は弱まっていきます。スピリチュアル的には７歳前後から弱まると言われています。
3.子供の4つの行動でわかる霊感チェック方法
霊感が子供に与える影響は大きく分けて４つあります。
- ふと何かをしたくなる感情が起こる
- 必要な情報を受け取る
- 何かをひらめいたり、アイデアが浮かぶ
- 霊の存在を感じる
ではどういった行動が、それに当てはまるのか。具体的にみていきましょう。
①霊感チェック｜ふと何かをしたい感情になる
- 歩いている途中に急に方向転換し、その先に楽しい発見に出会った
- 何気なく振り向いた先に友達（大好きな人）がいた
- 話の前後に関係なく、全く違う話をはじめた
- 急に見た事もない絵を描きはじめた
②霊感チェック｜必要な情報を受け取る
- 知らない道なのに目的地にたどり着いた
- 初対面の相手に非常に懐いた
- Ｙｅｓ・Ｎｏの質問に明確に回答する
- 探し物の在りかが瞬時にわかる
- 複数の中から良い物が選択できる
- 大人が抱えている問題について、解決策がわかる
- 偶然訪れた場所で、問題解決のヒントを得る
③霊感チェック｜何かをひらめいたり、アイデアが浮かぶ
- 絵や文章、工作などの創作活動において素晴らしい作品をつくる
- 教えてもいない新しい遊びを思いつく
④霊感チェック｜霊の存在を感じる
- 何もない所をじっと見ている
- 人以外の花や動物・物の感情を感じれる
- なにかと会話している
霊感チェックの項目が多ければその子供は霊感を持っている可能性があります。
4.子供の霊感を理解する大人が知っておくべきポイント
霊は目に見えないものだからこそ、『子供が怖い思いをしたらかわいそう』『危険な事になったらどうしよう』と心配する大人達は少なくないでしょう。
しかし、「霊＝怖いもの」という認識ではなく、子供の霊感は、純粋な心がもたらす、ごく自然な事なのです。良い霊からのインスピレーショは必ずポジティブで、本人と周囲の人たちに幸せや癒し、利益をもたらします。傾向は以下の通りです。これは大人にも当てはまりますので、参考になさってください。
- 楽しさや安心感がある（怖がったり怯えていない）
- 実現可能な事（無理なく出来る範囲の事）
- タイミングが良い
- 良い結果となる
- 自信に繋がる
- 元気が出る
- 納得がいく
- 才能を伸ばす
子供の霊感には良い期待になるものがあります。正しい道へ導いてあげる事が大人の役目です。
5.子供の霊感への対処方法
ほとんどの子供は霊の存在を認識せずに、霊感に基づく行動をごく当たり前のものとして過ごしています。
その為、自分の突然の行動やアイデアついて自分で説明する事ができません。「なぜ、そうしたのか」と聞いても何も答えられないか、「そう思うから」「そうしたいと思ったから」としか答えられないのです。
「何の考えもなく、ふと思った」状態です。突拍子もない行動や発言を否定されて、ジレンマが生じている事も少なくありません。
しかし、私たち大人は、子供のそういった行動について、「これは霊感によるものかどうか」と悩む必要はありません。
必要なインスピレーションは、ごく自然な形で訪れますし、心配であれば判断を保留にしても構いません。大切なのは、「純粋な心がもたらす、ごく自然な事である」という正しい知識を身につける事です。
また、子供が不安がったり悲しんだりしている時には起こりませんので、一つの目安にすると良いでしょう。子供は五感をフルに活用して毎日を過ごしています。霊感は五感と深い関わりを持ちます。
子供が安心して『見る事・聞く事・嗅ぐ事・味わう事・触る事』が出来る環境を作り、良い刺激を与える事によって、感性が磨かれ、良い導きが得られるでしょう。
6.子供の霊感に関する実際にあったエピソード
それでは、子供の霊感に関するエピソードを一つご紹介しましょう。
小学生ぐらいの子供達のはなしです。
ある子供が友達の家に遊びに行く事になりました。
まだ友達になったばかりで家の場所がわからなかったので、友達が「ウチの場所はね・・・」と説明してくれようとしました。
そこで、なぜかもう一人の子供は「知っている」と言いました。
友達は不思議そうな顔をしていましたが、どこか納得した様子でもありました。いざ友達の家に向かう時、やはり場所がわかりません。方向も道順もです。知っているのは友達の名前と青い屋根が目印という事だけです。
わからないながらも歩き出しました。「あ、ここは右かな」とか、「花がきれいだからあっちに行こう」とか、言わば適当に歩く状態です。
小学生ぐらいの年頃では知らない道を歩くのは不安です。いくつめかの角を曲がった時、目印の青い屋根がみえました。無事に友達の家に着いたのです。
なぜ「知っている」と言ったのか、そしてなぜ友達の家に行く事が出来たのか、不思議な体験ですよね。
大人になり子供は霊感が強い、という事を知ると『そういえばあの時』と思い出す不思議な体験があなたにもあるのではないですか？
きっとこのエピソードにある友達の家に行く途中の楽しさやきれいな花、知らない道を一人で歩く事が出来たという達成感は、与えられたインスピレーションだったのかもしれませんね。
7.自分にあった霊感の鍛え方を知りたいとき
あなたに合った正しい霊感の鍛え方を知りたい、もしくは霊感や霊に取り憑かれて困っているのであれば、霊感を持っていて使いこなせる人に相談をするのが１番です。
たとえ霊感を持っていたとしても、使いこなせない人に相談をしてしまったら、根本的な解決はできませんし、今よりも状況が悪化する可能性があります。
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8.まとめ
エジソンをはじめとする偉大な発明家は、インスピレーションが訪れるまで、静かに瞑想していたと言われています。「霊感」とは、人への贈り物であり、それをもとに心を豊かにしたり人生をより良いものにしたりする身近なものなのです。子供の豊かな感受性をいかして、かたちは持たないが見えないものを大切にする心を育んでみるのもいいかもしれません。
