突然いなくなる…神隠しの迷信と日本三大神隠しの謎

19,353がこのページに訪れました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

神隠しとは、人が何の前触れもなく忽然と姿を消してしまう事を言い、古くは縄文時代から神隠しと言われる出来事が起きたと言われています。

古来より、山や森は汚してはいけない場所とされ、境界線の場所にはしめ縄が飾られました。

山や森には神が宿り、神聖な所ですから誰も入ってはいけなかったのです。

『神隠し』は迷信の一つですが、昔は特に信じられていたようで、山や森だけでなく、家の中と外をわける境界線にもそのような意味が含まれるとされ、垣根や障子、雨戸などには本来そのような結界の意味があったとされています。

今回は、どことなく不気味さもある神隠しにまつわる事や、神隠しのエピソードをまとめてみました。

1.神隠しの起こりやすい場所

神隠しは、昔から山や森で起こる事が多く、日本には山や森には神様や天狗が住んでいるとされていて、神聖な場所は汚してはいけないとされ、現在でも鬱蒼とした森や、人けのない奥深い山の中などは神隠しに遭いやすいと信じられている地域もあるほどです。

shutterstock_242203063

そのような場所は、特別な場所として敏感な人や、純真な子供などは言い知れぬ空虚感を感じると言われています。

森林の中には、獣しか歩かない場所もあるので『単に迷っただけ』という説が定説ですが、実態を解明しようにもできないので、恐怖心がさまざまな迷信を生んだのかもしれないですよね。

そう行ったよくわからないけど人がいなくなることを『神隠し』と呼びどこか腑に落ちるようにしていたのかもしれません。

2.国内で神隠し事件と噂の出来事

1998年 赤城神社(郡馬県宮城村)での行方不明

参考記事:未解決事件

1998年、千葉県の主婦の方が家族と赤城神社(郡馬県宮城村)に訪れそのまま行方不明になるという事件が起きています。とても最近の事件ですよね。

ある日、神社の前を車で通った一家は、雨が降っていた事もあり、車の中から出ずにそのまま待機していました。

しかし、お母さんが「せっかくだからお賽銭をあげてくる」と言い、一人で神社に向かったそうです。

しばらくして、娘さんが、なぜか神社の境内とは別の方向で佇んでいるお母さんを見ていらっしゃいますが、その時を最後に、彼女は忽然と姿を消してしまいます。

その後、警察も含めて100人体制で捜索が行われましたが、彼女は現在も見つかっていません。

1989年 4歳の男の子行方不明事件

参考記事:未解決事件

1989年に徳島県貞光町で起こった失踪事件で、当時4歳だった男の子は家族と一緒に徳島県の親戚宅を訪れました。

翌朝、父親が4歳息子と当時2歳の弟、従妹の4人で散歩に出かけました。

10分程の散歩の後、朝食を食べるために家に戻ったそうですが、玄関で見かけた後、弟を部屋に預けて玄関に戻ると、4歳息子の姿はどこにもなかったそうです。

わずか40秒ほどの時間、父親が目を離した間に、忽然と姿を消していたそうです。 その後、警察200人が動員され、捜索が行われましたが、見つかっていません。

2005年 タケノコ掘り行方不明事件

参考記事:未解決事件

2005年、香川県坂出市の竹林でタケノコ掘りをしていた当時5歳の女の子が行方不明になりました。

タケノコ堀りに参加していた女の子は、お母さんと小学3年生のお姉さんと3人で竹林に入っていました。 その後、「もう一本取ってくる」という言葉を最後に、行方が分からなくなっています。 警察による捜索が行われましたが、行方は分かっていません。

どれも不可解で説明がつかない事件です。事実は分かりませんが、一刻も早く無事に帰って来られることを願っています。

3.神隠しにまつわる昔話

天狗が人をさらう

神隠しの話に度々登場するのが、天狗(てんぐ)。てんぐは子供をさらう性質があるようで『天狗隠し(てんぐかくし)』なんて言葉もあるぐらいです。

LX5cRC6S現代では、天狗は西洋の白人だといった説が濃厚です

特に江戸時代に、子供が消息を断つ原因は天狗とされていたぐらい有名でした。さらに面白いのが、天狗はさらった子供達を数ヶ月または数年後に元の家に返すというところです。

天狗にさらわれた少年の証言は次項のようなものがあります。

  • 天狗と一緒に空を飛び日本各地の名所を巡った
  • 天狗から知識や術を学んだ

なんとも不思議ですよね。

長野の伝統では天狗の天敵とされる鯖のフレーズを入れた呪いのような歌があり『鯖食った、鯖食った』というと難を逃れられると信じられています。

隠し神

日本の妖怪で夕暮れまで遊んでいる子供やかくれんぼしている子供をさらうとされ、日本各地に伝承されている話です。

浦島太郎は神隠し

神隠しにあって戻ってきた人といえば浦島太郎。ある日突然姿を消し、乙姫様と悠々自適に過ごしあるひ突然帰ってきます。

4.まとめ

神隠しが事実かどうか、はっきりとした事は分かっていませんが、少なくとも純真な子供や女性が無事である事を願わずにはいられません。

SNSでもご購読できます。