誕生日によって自分が何座に属しているかは日本人なら認識している人は少なくありません。
星座占いをする時に使用する円盤のようなものをホロスコープと言います。
ホロスコープとは、天体配置図のことで12星座と10の惑星が描かれたもの。人がこの世に誕生した瞬間の星座と惑星の位置を記したもの、宇宙に対しての出生届のようなものだと考えてもいいでしょう。
今回はホロスコープについて解説。 星をよく知るために役立ててください。
1.ホロスコープとは
ホロスコープとは、自分を中心に12星座と10の惑星が描かれたものを言います。
あなたがこの世に誕生した瞬間の星座と惑星の位置を記したもの。 宇宙に対しての出生届のようなものだと考えてください。
そして、その星座や惑星にはそれぞれ意味があり、その場所によっても意味が変わっていきます。
では実際にどういった図を作るのか、次で簡単に説明しましょう。
2.ホロスコープの読み方
用意する情報
- 生まれた場所
- 生まれた時間
- 生年月日
時計版ホロスコープ
ホロスコープには『12星座』の配置が重要になります。12という数字。時計の数字と一緒ですよね。
そして、ホロスコープも時計も丸い円。これを使って説明しましょう。
配置されている星座は次項のような意味を持ちます。
- おひつじ座:積極的・外交的
- おうし座:マイペースで我慢強い
- ふたご座:好奇心が強く知識欲が高い
- かに座:母性が強く家庭的
- しし座:クリエイティブ
- 乙女座:几帳面で感性が鋭い
- てんびん座:協力的で気配りができる
- さそり座:魅力的でカリスマ性がある
- いて座:おおらか
- 山羊座:責任感が強い
- 水瓶座:独創的な天才肌
- 魚座::チャレンジ精神旺盛
次に星座と方位の関係を見ていきましょう。
東西南北の方位と星座の位置関係
まずは時計を十字に切ります。
すると東西南北がはっきりしますね。
- 9=東
- 3=西
- 12=南
- 6=北
と、なります。 これを元に、あなたが生まれた日の星座を埋め込んでいけば12星座の位置は完成です。
出生時刻と惑星の位置を見る
次に、この上に惑星を置いていきます。
あなたが生まれた時間、10の惑星がどの位置にいたのかを記します。
どの惑星を使うのか、またどういった意味があるのか解説していきます。10つの惑星はこちらです。
個性に所属する惑星
- 太陽:基本的なあなたの性格
- 月:感情・性格
- 水星:知性・能力
- 金星:愛情・社交性
- 火星:エネルギー
社会との関係
- 木星:拡大・名誉
- 土星:努力・忍耐
運命の流れ
- 天王星:発明・変化
- 海王星:インスピレーション
- 冥王星:除去・再生
自分のハウス(部屋)を知る方法
ホロスコープの中にはハウスと呼ばれる「部屋」のようなものがあります。あなたの生命の部屋だったり、健康や娯楽、結婚や引退などを表す際に使われる部屋。
では実際ハウスとはホロスコープのどの部分を言うのか、説明していきますね。
まずハウスの作り方は、時計版ホロスコープの対極の数字同士を線で結び、12分割された部屋を言います。 (丁度歯車の骨部分のような形になりますね。)
そして、その一つ一つが「ハウス」と呼ばれる部屋になり、順番は時計とは半周りで
- 9→8を1ハウス
- 8→7を2ハウス
といった具合に区切られます。 このハウスにはそれぞれ意味があり、そのハウスの上にのった惑星との相互関係で、あなた自身の健康や障害を占って生きます。
- 生命力
- お金・不動産などの所有物
- 知識・コミュニケーション能力
- 家庭・本人の晩年
- 娯楽・恋愛
- 労働・健康
- 結婚
- 遺産
- 宗教・哲学
- 名声・キャリア
- 友人・希望
- 障害
ホロスコープが紙上に出来上がったでしょうか?
3.ホロスコープを読む重要な5つのポイント
では、これらの星座や惑星が、「どこにあったときに」「どういう読み方をするのか」 について重要な5つのポイントを抑えておきましょう。
①太陽の位置にある星座
この星座はよく星占いなどで、あなたが使っている星座です。
もし、あなたがおひつじ座なら、おひつじ座の場所に太陽がきているはずです。 この星は、あなたの基本行動パターンなどを表しています。
②月の位置にある星座
この星座は普段あなたが人には見せない隠れた性格を現します。
③ASC《アセンダント(上昇宮)》ホロスコープ第1ハウス(時計数字の9-8)
あなたが生まれた時、東の空にあった星座や惑星を差します。
あなたを形成するキャラや体質、また、人から見たあなたの 印象などを表すといわれています。
④DSC《デセンダント(下降宮)》:ホロスコープ第7ハウス(時計数字の3-2)
あなたが生まれた時、西の空にあった星座や惑星を差します。 この部分の星座は、あなたに足らない能力だったり、自分にはないものだったりします。
⑤MC《天頂》:ホロスコープ第10ハウス(時計数字12-11)
あなたが生まれた時、南の空にあった星座や惑星を差します。
この部分の星座は、あなたが将来目指すべき方向を指しています。 ただし、絶対に目指さなければいけないというわけではなく、 「こういった方面に行くと良い結果が得られる」とか 「こういう道を目指せる」という 一つの指針と考えてください。
は次にその指針の一例を挙げてみましょう。
指針の一例
- 牡羊座:それまでに経験のない分野、興味はあったが触れてこなかった分野の道を拓く
- 牡牛座:日常の経済発展・商売に貢献する
- 双子座:組織が確立されている仕事の上に上り、役割を果たす
- 蟹座 :国家的事業や集団(宗教など)に奉仕する
- 獅子座:芸術的な力が開花する
- 乙女座:技術力が高く評価され、社会に貢献できる
- 天秤座:人と人との橋渡しがうまく、外交を助ける
- 蠍座 :カリスマ性があり、多く人を魅了する
- 射手座:一本通った信念をもっており、社会のあるべき姿を問う
- 山羊座:社会を左右できるほどの地位に着く
- 水瓶座:新しい斬新な考え方で改革をする
- 魚座 :人に尽くす精神が強く見返りを求めないのでボランティアに目覚める
4.出生時間がわからない時の対処方法
多分、自分の誕生日は分かっていても時間が分からないという人も多いのではないでしょうか?
時間が分からない場合は、「ハウス」がずれてしまいます。
しかし全く占いができないというわけではありません。
上昇宮・下降宮・天頂が分からないので、正確な占いはできませんが、 太陽がある星座が分かるので、そのときの星の配置をそのまま当てはめます。
これは、惑星の配列が大きくずれることはないところからきているようです。 また占い師によっては、難しい計算方法で、あなたの出生時間等まで割り出してくれる機関もありますが、高額だったり、詐欺だったりする場合もあるので、十分に注意してください。
5.まとめ
ホロスコープの簡単な読み方、お分かりいただけましたでしょうか?
出世時で分かるあなたの、あなただけのホロスコープ。 しかし、出世時と共に人生が決められてしまっているわけではありません。
それぞれの惑星や星座に、色んな意味があるように、読み方や自分の行動によって、 その意味も変わってきます。
ただ、少しだけ自分の行く道に悩んだとき、ためしに自分だけの出生届となるホロスコープを作ってみるのも良い気分転換になるかもしれませんよ?