占い、好きですか?
よく新聞や雑誌の後ろのちょっとしたスペースに、星座占いが載っていたりしますよね。また、朝のニュース番組なんかでも、その日一日を占った順位などが、放送されていたりして。
そんな中、多分あなたも一度は占いを目にしたことがあるはず。そして自分の星座や血液型に当てはめて、一喜一憂してしまうこともあるのではないでしょうか。
でもその占い、本当に当たっていたのでしょうか?
占いとひとことで言っても、たくさんの種類があります。その中で、本当にあなたとの相性がよく、当たる占いがあったらいいと思いませんか?
占いの種類や歴史、占い方法などをこの後の章でご紹介しますので、ぜひ、自分にあった「占い」を探してみて下さい。
1.手相占い
手相占いは、左手で過去を右手で未来を占えるものです。手相の詳細は『強運の手相はこれ!最強に運気が良くなる手相の見つけ方』でも特集しています。
手相占いの起源
大元は約5000年前のインドからのようです。インドから中国へ渡った手相は、『易学』となり、運命だけではなく、病気などまで占いう様になっていったとか。
また西洋へと渡った手相は、ルネサンス期の12世紀頃より伸びていきます。が、『科学革命』により、18世紀頃、一時衰退します。
しかし、占いの神秘性はやはり人の気持ちをくすぐるのでしょうね。19世紀には復活を遂げました。
手相占いのやり方
専門家の方に見てもらうのが、一番良いのですが、簡単なものをいくつか紹介しておきます。
- 手のひらに十字がある:神秘的なものに守られています。
- 手のひらのほくろ:突然出てきたものに関しては手相より、病気を心配してください。
その他、ある場所によって、かなり異なりますが、往々にして「気を付けよう」というサインのようです。
- 手相の線:こちらはたくさんの線があり、専門家でなければ、見分けがつきません。
ただ、手の皺は年齢と共に変化するので、あなたの運命も年ごとに変化をしているはずです。
また、「手相を見てあげる」と言ったときの、相手の手のひらを差し出す仕草でも、その方の性格がわかるそうです。
- 勢いよく出す:男性的
- すっと静かに出す:女性的
無意識の行動で本心をすでに見られているんですね。
手相占いについてもっと詳しく知りたいときは島田秀平さんの星相占いがおすすめです。
2.星占い
星占いは生まれた月に振り分けられる12星座から占う方法で、雑誌やTVなんかでもよく見る身近な占い方法です。星は日々動いていくので毎日の運を見ることができるんですね。
星占いの起源
紀元前3世紀頃の古代バビロニアが発祥の地と言われているようで、ここから、中東ヨーロッパ・インド・中国・日本へ伝わったとされています。
星占いのやり方
今では一般的に12星座占いが有名です。それぞれの特徴を簡単に上げておきましょう。
- 牡羊座:とにかくパワフルで前向き。実行力がありますがプライドが高いところが難点。
- おうし座:地道にじっくり努力して進むタイプ。その為、時には強引になり過ぎることも。
- 双子座:社交性がり好奇心も旺盛で知識豊か。しかし神経質になり過ぎることも。
- かに座:面倒見がよく、聞き上手で、相手を否定しませんが、自分の本音も隠します。
- しし座:裏表がなく、自分を慕うものにはとことん尽くしますが、自己中心的です。
- 乙女座:動植物を愛し、正義感の強い性格のため、少しのズルもゆるしません。
- 天秤座:自由奔放主義で争いが起こっても常に中立。その分、干渉されることを嫌います。
- 蠍座:強い探求心と持久力、集中力を持っていますが、それだけに周りが見えないことも。
- いて座:深い意識欲で、思う方向へまっしぐらですが、人の話を聞かない場面もあります。
- やぎ座:自然や芸術、絆を愛するロマンチストですが、自己抑制が強く無骨に見えることも。
- みずがめ座:個性的で社交的でもありますが、行き過ぎてナルシストに見えることも。
- 魚座:美と愛に溢れ、直観力は鋭いですが、地道な作業は苦手です。
天球図(ホロスコープ)を用いて星の位置から運勢を占います。
星占いについてもっと詳しく知りたいときは、鏡リュウジさんの占星術がおすすめです。
3.日本古来の占い陰陽道
古くからある陰陽道は、平安時代に登場した安倍晴明でも有名ですね。陰陽道と占い?と思う方も多いと思いますが、これこそ究極の占いなのです。
陰陽師による占いの起源
飛鳥時代まで遡ります。500年頃に中国あたりから、易博士が来日したことにより伝えられたと言われています。 陰陽五行に天文・易・暦・時計をプラスし、これらの占いを極めたものを陰陽師と呼ぶようです。
陰陽師の占い方法
陰陽師は暦を作ったり、天体の動きを読んだりが主な仕事でした。その中には「方違い」と言って悪い方向を占い、そちらを避けて通ったり、「物忌み」と言って、その日一日外にでると悪いことが起きるとの占いがありました。
4.血液型占い
血液型占いの起源
血液型と言うカテゴリーが発見されたのは1900年の日露戦争の頃になります。 そして、占いという形で使われるようになった尾は1970年頃からだと言われていますが、 科学的根拠はありませんでした。
それぞれの血液型の行動パターンのデータに基づき検証されているのが現状の占い結果でしょう。
血液型占いの方法
- A:神経が細やかで気配りができるが、潔癖すぎなところもあり、引きずるタイプ
- B:自由奔放で人懐っこいが、おおざっぱで鈍感な部分がある
- O:野心家で経済能力も高いが、派手好きで亭主関白な部分がある
- AB:博識でクール。また自分の生活を大切に思う反面、他人を寄せ付けない
これらは代表的に言われている性格で、場所や状況、置かれた立場によっても変わります。 あまり「あなたは○○型だから」ということを表に出すと、『ブラッドハラスメント』に なってしまうので注意しましょう。
血液型占いについてもっと詳しく知りたいときは、伝説の占い師「ビーナス高木」の占いがおすすめです。
5.タロットカード占い
タロットカード占いはだいたい3ヶ月〜半年の期間内の過去・未来を占うことができます。他の占いと違う所は『あなただけの占い』をしてくれるところです。占ってもらいたい内容により色んな占い方法があります。
以前『タロットカードの意味を知って占いを好きになる方法』ポピュラーな方法とカードの意味を説明してきました。
- 仕事についての悩み
- 恋愛についての悩み
- 結婚についての悩み
を占えるのがタロットカード占いです。
タロットカード占いの起源
タロットカードの発祥は未だ不明で、ゲーム用として開発されたことから広く知られるようになりました。北イタリアに最古のタロットカードが見つけられ博物館で保管されています。
多くのコレクターがいるのも人気を裏ずけしていますね。
タロットカードの占い方法
タロットカードは2種類に構成されます。
- 小アルカナ|56枚
- 大アルカナ|22枚
大アルカナと小アルカナの違いというのは、大アルカナは大きな流れ、小アルカナは小さな具体的な流れ、を教えてくれるものです。
どちらか片方の構成だけでも占いは十分にできます。
6.四柱推命
四柱推命は生まれた年、月、日、時、の四つ干支を柱としその人の生まれ持った可能性を推し量るものです。日本では出生時間が曖昧な人が多いので三柱で占う独自なものへと発展しており、本場中国では、三柱だけでの情報で占うことはほとんどありません。
四柱推命の起源
大元は古代中国の陰陽五行から来ているようですが、『四柱推命』という名前は、日本独自の名前のです。日本の江戸時代末、中国より淵海子平(エンカイシヘイ)という本が輸入され桜田虎が訳したことが 始まりといわれています。
四柱推命の占い方
十干(ジッカン)→甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸・十二支(ジュウニシ)→子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・上記に五行(木・火・土・金・水)と陰陽を混ぜ合わせ、四柱(生まれた年・月・日・時)で占います。
かなり複雑に入り組まれていて、個人の明確な占いが出るとの噂もちらほらあります。
7.動物占い
出典:動物占い
『すごい当たる!』と口コミが多く見られた動物占いは心理学者でもある増永篤彦先生が示した説からできた占い方法で性格診断、相性診断、恋愛占いと様々ことが占えます。
動物占いの起源
四柱推命の十二運星を動物名に置き換え、日本独自に生み出した占いです。
動物占いのやり方
元々は小鹿・狸・羊・コアラ・像・チーター・ペガサス・ライオン・狼・猿・虎・黒豹の12種類とされていましたが、今現在はさらにこれを進化させた60種類に分けられるようです。
8.おみくじ
おみくじは神社・仏閣で吉凶を占う紙か棒で用意るものが一般的です。
おみくじの起源
おみくじはもともと『神くじ』と呼ばれ重要な選択や継承者を選ぶときに用いられた手段です。一般化されたのが鎌倉時代初期からで、当時はくじをじぶんで用意し神社で引くのが一般的でした。
おみくじの占い方法
おみくじの結果は神社にもよりますが、大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶と種類があります。
引いた後のくじを、境内の木の枝などに結ぶますね「結ぶ」が恋愛の「縁を結ぶ」に通じることから江戸時代から行われています。神様との「縁を結ぶ」としてしめ縄がほとんどの神社に準備されています。
願望・健康・体調・仕事・交渉・恋愛・縁談・待人・出産・金運・商売・相場・学問・学業・受験・技芸・転居・旅行・争事を占うことができます。
9.占いが生まれた理由
占いを知る前に、なぜ占いというものが生まれたのかあなたは不思議に思いませんか?
もし、感情の無い生き物であったなら、占うことなどしなかっただろうと思います。また、進むべき道が一本しかなかったら、それも占いに頼る必要はごく最小限なはず。
生きていく上で、自分の進むべき道、また無限に広がっている可能性があるからこそ、占いで、よりよい道を選びたくなるのです。 その思いは今も昔も変わらない。 だからこそ、あらゆる場所で、いろんな占い方法がうまれ、現在もこれからも必要とされていくでしょう。
10.まとめ
今回紹介したほかにもたくさんの占い方は存在しますが、どれも「当たる」というより、自分が迷った時の一つの「選択肢」だと考えることをお勧めします。
例えば占った結果が悪かったとしても、それは先に紹介した陰陽道のように、「方違え」だったり「物忌み」だったり、それだけのことです。
「方違え」だったら、結果までの道のりを変えればすむ話で、「物忌み」だったとしたら、今のあなたは疲れ切っているので、休めと言う暗示なのです。
占いの結果に「絶対にダメ」というものは存在しません。自分に合うか、合わないか、又は信じるか、信じないかの違いだけ。
どうです?明日のあなたの運勢を占ってみませんか?今日がダメでも、明日のあなたは、輝いているかもしれませんよ。