チョコレートのとろける気品にめろめろ、チョコレート効果のすべて

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甘くて魅力的なチョコレート。 一口食べただけで幸せな気分になる、それは夢のようなお菓子です。時に無性に欲しくなる時ありますよね。

チョコレートの魅惑は深く、悪魔のささやきにも似ています。

  • 太るとわかっていても食べてしまう
  • 恋に一役かってくれそうな食べ物

なんて、声もちらほら聞こえてくるような・・・ その昔、チョコレートは「薬」として食されたなんて記事もあるんですよ。

そんなところから、この後の章では「チョコレートの起源」や「どんな風に食べられていたのか」、 また、「チョコレートの効果」など、たくさんのチョコレートがもたらす効果を解説していきましょう。

1.チョコレートの歴史|薬・神様の食べ物・通貨

チョコレートの起源をたどると、その歴史は古く紀元前にまで遡ります。 チョコレートの原料である「カカオ」が「メソアメリカ」というところで栽培されていたところから始まります。

しかし、このときのチョコレートの味は非常に不味いものだったそうで、 スペイン出身の博物学者「ホセ・デ・アコスタ」が残した記事には、

「苦い上にカスや泡が浮いている。しかし現地の人たちは、この飲み物を 神から分け与えられたものと崇め、薬のような扱いをしている」

と、書かれています。この記事のとおい、チョコレートの原料である「カカオ」はその当時、大変貴重なもので、
「神様の食べ物」とまで言われて、儀式の捧げ物や「通貨」としても使われていました。

後には、カカオ栽培地を巡って、大きな争いまで起きたほどです。そんな高価なものに、プライドの高い貴族階級のヨーロッパ人が目をつけないはずはありません。

次の章では、「ヨーロッパに渡ったチョコレート」の変化を見ていきましょう。

2.ヨーロッパ貴族が愛したチョコレート

貴重なチョコレートがヨーロッパへ渡ったのは、スペイン人がカカオを持ち帰ったことからといわれています。

最初は「飲み物」だったチョコレート。苦くて渋いが身体に良いということもあり、当初は「薬屋」などで売られていました。

しかし、さすがに舌の肥えたヨーロッパ人。当初のチョコレートには唐辛子などが混ぜられていたのですが、これをおいしく飲めるようにと、牛乳や砂糖を入れて、口当たりを良くし飲み始めました。

こんな感じで「身体によくて、おいしい飲み物」に変化したチョコレートは、ヨーロッパ全土へと瞬く間に広まっていきました。 しかし、大変高価だったため、その当時の王侯貴族や上層階級のものたちしか口にできなかったようです。

3.健康面に期待できるチョコレートの効果

よく遭難したときに、チョコレートを持っていたおかげで、生き延びることができたなどの実話を聞きますよね。では、実際チョコレートにはどんな効果があるのか、具体的に分かりやすくあげていきましょう。

血圧低下の期待が持てるカカオポリフェノール

くも膜下出血や脳卒中、心筋梗塞などを起こす高血圧。これを改善してくれる成分が、チョコレートの中には含まれています。

その成分こそ、最近よく耳にする「カカオポリフェノール」 優秀なこの成分には、血管内部の炎症を沈め、赤血球を 通りやすくする働きがあり、そのため、血圧を下げてくれるようです。

動脈硬化改善の期待が持てるカカオポリフェノール

こちらも先に上げたカカオポリフェノールの働きが役に立っています。動脈硬化は悪玉コレステロールが酸化するために起こる症状で、血液をドロドロにしてしまいます。

その酸化を防ぐカカオポリフェノールの働きにより、粘っていた血液をさらさらに改善してくれます。

便秘の改善の期待が持てるカカオプロテイン

多くの女性が悩む便秘。便秘をすると、身体が浮腫んだり、吹き出物が出たりしますよね。

さらにそれが酷くなると大腸がんになってしまったり。それを改善してくれるのが「カカオプロテイン」最近発見されたばかりの成分なのですが、ポリフェノールと同じようにかなり優秀な働きをしてくれます。

別名を「難消化性タンパク質」と言われるもので、小腸で消化されにくく大腸にまで行き届き、便のかさ増し腸内細菌のえさになり、整腸作用を及ぼすと言われています。

脳内活性化するBDNF

まず脳内を活性化させるには、「BDNF」が必要とされます。 BDNFとは「脳由来神経栄養因子」と呼ばれるタンパク質のことで、 このたんぱく質は、「加齢」とともに減少していってしまうと言われています。

しかし、チョコレートに含まれる優秀な成分カカオポリフェノールはこのBDNFを含む血流量を増やし、記憶力の低下や認知症の改善に勤めてくれることが最近の研究でわかりました。

アレルギー予防に効果的なカカオポリフェノール

花粉症やダニ・ハウスダストなど、現代にはたくさんのアレルギーが存在します。この中でも厄介といわれているのが、「I型アレルギー」これはダニの死骸や花粉が粘膜から入り身体の中のアレルギー素を作り出して異物排出するためにくしゃみや鼻水が出ると、いった、一般的なアレルギー症状を指します。

そもそもアレルギー症状とは、人の過剰な防衛反応からきます。そのアレルギー症状を防ぐためには、

  • アレルギー素をつくらない
  • 異物に対する過剰反応を防ぐ

というものが、必要になってきます。これらを抑えてくれるのが「カカオポリフェノール」 アレルギー素を作る作用を抑え、りんぱ球の異常な増殖を 抑えます。 これによって、アレルギー症状の悪化を緩和してくれます。

4.心にもたらすチョコレートの効果

健康面だけではなく心まで入り込んでくるのがチョコレートの誘惑です。チョコレートが心に与える効果をみていきましょう。

ストレスホルモンの分泌を抑えてくれる効果

人間関係や社会生活で多くのストレスを感じる現代。そのストレスは、精神だけではなく、消化器系や皮膚など、
肉体的にもいろんな悪影響を及ぼします。

そして、ここでも活躍する「カカオポリフェノール」ストレスホルモンの分泌を抑え、ストレス反応を抑制したり、緩和をしてくれます。

心の傷を癒してくれる効果

失恋などで精神的に傷ついてしまった、大好きな人と疎遠になってしまったなど、心が傷を受けるときってありますよね。そんな傷心をいやしてくれる効果が、チョコレートにはあります。それが、カカオに含まれる「テオブロミン」という物質。

この物質は、自律神経を調整しリラックス効果を与え、さらには、大脳を刺激するため、集中力・記憶力・思考力も高めてくれます。

5.チョコレートをダイエットに活かす方法

食べ方と食べる量、また種類で「チョコレートダイエット」は可能になります。では、気になるその方法を簡単に説明していきますね。

  • カカオ70%以上の良質なチョコレートを選ぶ(満腹中枢を刺激して、食欲を押さえます。)
  • 食事をする20分くらい前に食べる
  • 1日50gを目安に朝・昼・晩の3回に分ける(1回の量は板チョコ半分程度です。)

条件を満たしたチョコレートならダイエット効果を期待できます。

6.まとめ

チョコレートの成分は身体的にも精神的にも強い食べ物です。なので、抵抗力の少ないお子さん方には、十分配慮してくださいね。

甘くて蕩ける味は、貴族が愛したと言うくらい、高貴で贅沢な食べ物です。チョコレート一つで、あなたの身体も心も癒してくれるはず。特別な食べ物には間違いありません。

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