国によって違う世界のお正月の過ごし方と風習の意味

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日本のお正月では、親戚一同が集う、お雑煮・おせちなどの伝統料理を食べる、初詣に行く、など、古くから受け継がれてきた日本の伝統文化です。

では、世界では、このお正月をどのように過ごすのでしょうか。国によって違う、世界のお正月の過ごし方とその風習の意味を見ていきましょう。

1.アメリカの1月1日は友人とホームパーティー

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キリスト教徒の多いアメリカでは、上記のように、家族でミサに出かけ、のんびりと過ごす家庭が多く見られます。そして、年越しのタイミングには、友達と集まってホームパーティー。年越しの瞬間は、タイムズスクウェアの花火を見てみんなで祝う。というのがスタンダードです。

2.ロシアの1月1日は家族で豪華料理を食べる

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キリスト教の宗派の一つである、ロシア正教会は、クリスマスの時期が異なり、実際にイエス・キリストの誕生を祝うのは、1月7日とされています。これは、西洋諸国がグレゴリオ暦を使っているのに対して、ロシアがユリウス暦という古い暦を使っているためです。

12月25日は、あくまでもカトリックのクリスマスなので、ロシアでは、それほど盛大には祝うことはありません。

稀にクリスマスパーティーを開く人がいるくらいです。そしてそもそも、ロシア正教徒にとっては、クリスマスも大切な行事なのですが、それよりも新年を迎えることの方が大切だと考える人が多いようです。

新年は、家族で迎える、というのが普通です。また新年のお祝いの料理は盛大かつ豪華なのも特徴です。新年の夜は、豪華な料理に、シャンパンでお祝いをするというのが、ロシア流です。

3.オーストラリアの1月1日気温30度!外でバーベーキュー!

南半球に位置するオーストラリアのお正月は、夏真っ盛り!サンタクロースが、サーフィンで登場するといった光景を楽しむ事ができます。

最近では、30〜40℃を超える気温の中で、家族でバーベキューを楽しむという過ごし方が増えてはきたものの、かつてはイギリスの植民地であったため、その文化が今も根強く残っており、ワインにローストビーフ、そしてデザートのプディングといった料理を食すというのがスタンダードです。

4.インドネシアの1月1日のお年玉は『アンパオ』

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出典:http://gotv.ctitv.com.tw

イスラム教徒の多いインドネシアでは、特に断食明けの日は、皆、故郷へ帰省し、家族とともに過ごします。人々は、新しい服をおろし、髪やヒゲ、身なりを整え、大人が親族の子供にアンパオという日本でいうお年玉のようなものを配ります。

そしてそれが終わると、2日目以降からは、家族での国内旅行が始まるのです。日本同様に、電車・バス・飛行機・船などは早めに予約しないと取れないこともあります。

5.中国のお正月は爆竹の嵐

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中国の旧正月というと、日本のニュースにもよく取り上げられますが、それはそれは盛大に祝います。

日本同様に、縁起が良いとされている料理を食べます。中国のある地方では、大晦日の夕食には、必ず魚が出ます。その地域では魚は、豊作を意味する食べ物なのです。またある地域では、餃子や餅を縁起物の食べ物として、旧正月に食べたりもします。

また、大晦日には、中国版の紅白歌合戦が放送されます。そして、除夜の鐘の音を聴きながら、年を越すのです。
新年を迎えた瞬間、中国の人は、まず爆竹を鳴らします。爆竹の音で、盛大に新年を迎えるのが中国流なのです。

6.旧正月を祝う国々

宗教別にお正月の過ごし方を見てきましたが、もう一つ、中国や台湾、韓国、ベトナム、モンゴルで最も大切だとされている祝日が、旧正月です。

旧正月は、かつてこれらの地域が使っていた暦に習ったお祝いです。毎年決まった日に行われるのではなく、その年によって日にちが異なるのが特徴です。また、上記の国、全てが同じ日程に旧正月を迎えるという訳でもありません。

7.ヒンドゥー教のお正月

ヒンドゥー教で、一年で最も重要な行事は、10月末から11月の間で、2日間に渡って開催される「Diwali(ディワリ)」です。インド国民が一年間で最も買い物をする時期だとも言われています。

このDiwaliは、ヒンドゥー教の神様である「ラーマ王子」の西インド地方への帰国を祝う為のお祭りです。

ヒンドゥー教の人々は、Diwaliを迎えるにあたり、まず家の大掃除をします。掃除だけでなく、家の修理や壁のペンキを塗り替えたりもします。日本の大掃除をさらに念入りに行う、といったイメージでしょうか。そして、掃除が終わると、次は、家の中や外を飾り物や電飾で彩ります。ちょうどDiwaliの準備の時期に合わせて、各店々がバーゲンを行うため、お店は買い物客でゴッタ返します。またDiwali当日か前日には、ボーナスも支給されます。

この二日間は国中、家の電気をずっとつけたまま、ドアも開けたままで過ごします。これは、お金の神様が家にやってくるのを迎える為だと言われています。

Diwaliは、サンスクリット語で「ランプの列」を意味するので、家々では、ディヤと呼ばれる小さなお皿の上にろうそくやランプを乗っけて、暗闇がないように明るく光で埋め尽くします。

Diwali初日は、人々は普段通り仕事をするのですが、夜になると、昼間と打って変わってお祭り騒ぎとなります。お祈りをしたり、お寺参りをしたり、それが終わると親戚や友人の家を訪ねて挨拶周りをしたり、みんなで花火をしたりといった事が、Diwaliの基本的な過ごし方です。

お世話になった人や近所の人には、日本でいう年賀状にあたる「ディワリ・カード」を配るという風習もあります。また、この期間は、みなベジタリアンとなり、一切肉は食べません。とは言え、お料理は、普段よりも品数が増え、とても豪華になります。

さらに子供たちには、日本でいうところのお年玉=お小遣いが与えられます。

8.キリスト教のお正月

お正月の過ごし方の違いを国ごとで見ていく前に、まず理解しておかなければいけないものがあります。それは宗教とそれぞれの信仰の違いです。

日本ではあまり宗教や信仰が気にかけられることはありませんが、世界中の国々を見ると、それぞれの宗教ごとに、異なる文化があり、そして信仰があります。

宗教を脇に置いたままで、国民の一大行事を説明することはとても難しいことです。ここでは、大きく宗教ごとに分けてお正月、という概念を説明していきたいと思います。

まずは、キリスト教のお正月から。

キリスト教徒であるクリスチャンがお正月をどのように過ごすかというと、特にアメリカでは、大晦日から新年にかけて友達同士で集まり、ホームパーティーを行う、という光景が多くみられます。

元旦は、国民の祝日ですので、皆、家族や友達と過ごすことが多いです。
新年の礼拝を行う教会もあるため、家庭や宗派によっては、元旦から教会に出かけ、ミサに出席するという事もあります。

しかし、キリスト教徒にとっては、1月1日は日本人ほど、特別な意味のある日ではありません。あくまでも、新しい年の始まりをお祝いする日なのです。

彼らにとって、お正月よりも遥かに重要なイベントといえば、イエス・キリストが誕生した日=クリスマスです。クリスチャンにとって、クリスマスは、一年の中で最も大切な行事といっても過言ではありません。その為クリスマスは家族と過ごす、という概念が当たり前とされています。

クリスマス・イブの日には、夕方〜夜にかけて、家族で教会に行きます。多くの教会では、イブの特別プログラムを開催しているからです。
そして翌25日、朝、起きてみると、クリスマスツリーの木の下に、サンタさんからのプレゼントが!プレゼントを開け、朝食をすませると、午前中には家族全員で教会のクリスマスミサへ出かけます。

日本のお正月のように、この日は、どの家庭も、家族皆でのんびりと過ごします。お店なども、お休みになることが多いようです。

9.イスラム教のお正月

三大宗教の一つであるイスラム教では、ラマダンの日が日本でいうお正月です。

イスラム教には、イスラム暦(ヒジュラ暦)という独自の暦があります。この暦は大きな二つの特徴を持っています。それは、1年が354日だという事。そして、閏年がないという事。そのため、私たちの太陽歴を基準として考えると、新年の始まりが毎年11日ずつずれていくのです。

その為、イスラム教徒にとっては、日本のような元旦という観念がありません。ただ、人によっては、イスラム暦に則って、一年の始まりの日に、新年を迎えた事をお祝いする国もあります。

そんなイスラム教徒が一年で最も大切に考えているのが、ラマダンです。これは、イスラム暦の第9月の約一ヶ月間のことを言います。イスラム教の創始者であるマホメットが神からコーランを授かった月と言われています。

人々は、この期間、日中の飲食を断ちます。そして、ラマダン明けには、断食の終わりを祝う「イド・アル=フィトル」と呼ばれるお祝いが、あちこちで開かれます。この日は、朝、祈祷をし、その後、家族や友人の間でパーティーが開かれるのです。この日から4〜10日間は、すべてのムスリムにとって祝日です。これが、日本でいうお正月に近い行事です。

さて、ラマダンにはどのような意味があるのかというと、「飢えを体験することで、食べ物のありがたみを知り、日々の恩恵に感謝をする。」という気付きの為の行事とされています。

10.まとめ

日本独自のお正月を認識できる良いきっかけにしていただければと思います。と、同時に、是非、今年のお正月は、古くからの日本の伝統的なお正月という文化を大切に感じながら過ごしてみてください。

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