近くバレンタインデー当日ですが、、体にいいチョコレートの選び方をご存知でしょうか。
愛する人や友人の健康のためにも、体にいいチョコレートの選び方を知っておくことは大切な事ですね。
ここではバレンタインデーの由来と健康にいいチョコレートを選ぶ方法をお伝えします。
1.バレンタインデーの由来
バレンタインデーの由来はとても古く、古代ローマ帝国時代までさかのぼります。 当時まだキリスト教が普及していなかった時代に、初期ローマ教会が異教としてのローマの神々を排除する目的もあり、ルペルカリア祭を禁止しました。
ルペルカリア祭とは?
古代ローマの祭りの一つで、別々に暮らす若い男女が出会う目的のために、女性が自分の名前を書いた紙を桶に入れ、それを男性が一枚選んで、パートナーとなりお祭りを一緒に楽しむといった習わし。
若い男女はそのまま恋に落ちたという事ですが、ローマ教皇のグラシウス1世はそれを風紀を乱す行為だとして禁止し、その代わりにバレンタインデーを設けたのがはじまりです。
秘密の結婚がバレンタインの由来
有名な話では、戦地に赴く兵士の結婚が、ローマ帝国クラウディウス2世によって禁止されていたのを、キリスト教の司祭ヴァレンティヌスが哀れに思って隠れて結婚させていた、という話があります。
ヴァレンティヌスは、クラウディウス2世によって処刑されましたが、どちらの話もキリスト教の普及のために創作されたものであるという話が有力です。
2月14日はセント・ヴァレンティヌス司祭が処刑された日
ヴァレンティヌスが処刑された日が2月14日。後に『恋人たちの日』とされて祭日になりました。さらに2月14日は、古代ローマの神々ユノの祝日でもあり、ユノは家庭と結婚の神として知られていた事からバレンタインデーが2月14日という事が定着しました。
2.なぜチョコレートを贈るのか?
元々西洋では、愛する人のために花やカード、クッキーやケーキなどを贈る習慣として広まりましたが、日本ではメリーチョコレートカンパニーの原邦生さんが1970年に「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と、バレンタインデーにチョコレートを贈る事を提案して実践したと言われます。
それ以来、日本では女性から男性に愛の告白をし、チョコレートをプレゼントするという事が定着しました。 最近では、会社でお世話になった人に義理チョコ、友達に送る友チョコ、自分に送るチョコ、親子で送るチョコなど、贈る相手は様々ですが、日ごろお世話になっている人にもプレゼントする傾向があります。
女性から男性に愛を告白するときには、チョコレートと一緒に小物や手作りの品を送る事もあるようです。 日本ではそういった日本式のバレンタインデーが広まりましたので、キリスト教とは関係なく、愛を伝えるためのものとして伝わったのです。
3.体に良いチョコレートの選び方
甘すぎない、カカオの良い成分が含まれている、健康にいいチョコレートがあります。体に良いチョコレートの選ぶ基準をまとめたので参考になりますよ。
①カカオ70%以上の表示があるもの
カカオが70%以上のチョコレートは、老化を防ぐ抗酸化力のあるポリフェノールが多く含まれています。出来るだけカカオ70%以上の物を選ぶようにしたいですね。 チョコレートを買った時に裏のラベルを見てみましょう。チョコレートにはチョコレート菓子と準チョコレート菓子があり、準チョコレート菓子には、カカオが20%位しか含まれていません。カカオが70%以上の製品は、表面に何%と記載されている物が多いですから、意識して選ぶようにしましょう。
②砂糖が少ない物
白い砂糖はイライラの原因になったり、体のだるさやアレルギーになりやすいという、いわゆる砂糖の中毒のような症状になりやすいのです。 選ぶのであれば、出来るだけ砂糖の少ないものを選びたいもの。砂糖の代わりにデーツなど自然の甘みのものだと体に良いですよ。
③食品添加物(香料、乳化剤、人工甘味料など)が入っていない物
日持ちを良くするために使われる食品添加物の入っていない物を探しましょう。オーガニックの自然な素材で作られているチョコレートだとそういった無駄なものが入っていません。
4.チョコレートによくある食品添加物
チョコレートに含まれる食品添加物で問題がある成分は、人工甘味料として知られている、スクラロース、アスパルテームです。
- スクラロース
- アスパルテーム
スクラロースはナトリウムの成分と同じですが、塩辛さを感じないため、塩分の過剰摂取につながる恐れがあり、腎臓の機能が弱っている方には注意が必要です。
アスパルテームは、脳腫瘍や白血病の原因になることがあるとアメリカの研究で発表されていますので、この二つの人工甘味料が含まれている物は、避けた方がいいでしょう。
人工甘味料には、他にもトレハロースという名前の物がありますが、これは麦芽糖を酵素で処理したもので、天然の成分ですから、問題はありません。その他の食品添加物で問題がある成分は、乳化剤と記載されている成分です。この成分は、色んな食品に使われている成分で、混じり合わない物を均一に混ぜるために食品に入れられています。 乳化剤には様々な成分が含まれていて、一括して乳化剤と表記されている物は、体に良い影響はありませんので、できるだけ摂取しないように注意する事が必要です。
乳化剤の中でも、レシチンという名前の物が使われている場合は、レシチンは大豆から抽出された脂肪分ですので、問題はありません。 ただし、使われている大豆が安全かどうかは、信頼できるメーカーであるかどうかを調べる必要があります。
5.オーガニックローチョコレートがおすすめ
オーガニックのチョコレート、最近よく耳にするようになってきました。 ローチョコレートとは、カカオを高温で加熱せずに47℃以下の温度で作られる製品の事で す。
低温で作られるので、カカオに含まれる栄養も、そのまま取り入れる事が出来るのです。 しかも砂糖を使わず、はちみつやアガペシロップ、メイプルシロップなどの天然の甘みを使 用している製品が販売されていますので、健康にいいチョコレートを選ぶなら、このような 製品を買うのがいいでしょう。
オーガニックチョコレートはインターネットでも購入できますし、デパートでも購入する 事が出来ます。 原材料をフェアトレードの製品を使っている商品も販売されています。 フェアトレードというのは、発展途上国から継続して適正な価格で輸入し、途上国の人達の 経済的な自立につなげる、という働きで、貧困の解消につなげようとする試みです。 美味しくて健康的で、人を幸せに出来る可能性があるなら、オーガニックチョコレートをバ レンタインデーに贈りたいですね。
6.まとめ
日 頃お世話になっている方に、美味しいオーガニックチョコレートを贈るのはいかがでしょ うか。チョコレートというと、あまり健康的なイメージはありませんでしたが、今ではカカ オの成分が最大限に引き出されたオーガニックチョコレートが沢山販売されています。ぜ ひ、大切な人にオーガニックチョコレートを贈ってみてください。