おせちは縁起物だらけ!お正月の習わし物の意味を知って開運しよう

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もういくつ寝るとお正月。そろそろあなたもお正月に向けて、「あれを用意しなきゃ」「これを買っておかなきゃ」と考えている頃でしょう。

誰もが慣れ親しんだ伝統的なお正月の習わし物が、新年を健やかに実り多いものにしたいという願いが込められた”縁起物”であることは周知されています。

では、具体的にどんな意味があるの?と聞かれると、結構あいまいなものなのです。お正月は1年1度にして最大の開運のチャンス!こうするものでしょ?という感覚で準備を進めるのはちょっと勿体ない気がしませんか。

そこで、今回はお正月の習わし物の意味と正しい作法を特集します。

1.年が明ける前に食べきる!年越しそばの習わしの意味

大晦日に年越しそばを食べる人は、おそらくその意味を何となく知っているでしょう。しかし、この年越しそばには思ったより多くの意味が込められているようです。

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①延命長寿祈願

そばの麵が細くて長いことから、年越しそばには「長寿延命」「家運長命」の意味が込められています。これは知っている人は多いかもしれませんね。

②健康祈願

そばは風雨に強く、日光を浴びる度に元気を取り戻します。また、そばの実は体内毒を取り除くとされていることから、健康祈願の縁起物として重宝されているのです。

③金運祈願

金細工師が散ってしまった金粉を集める為に使っていたのがそば粉だったことから、そばが金を集める縁起物とされるようになったと言われています。

④旧年の厄を切る

そばは他の麵に比べて千切れやすいことから、年越しそばが旧年の厄を切り捨てるという意味をもつようになったとされています。

2.年越しそばの正しい食べ方

地域によっては年始に年越しそばを食べる場合もあるようですが、基本的に大晦日の間なら何時に食べてもかまいません。

トッピングでオススメなのは、縁起物であるエビ天や、「1年の労をねぎらう」という意味をかけたネギです。
また、年越しそばを残すと金運が逃げるという言い伝えがありますから、食べきれる量を用意するようにしましょう。

3.玄関に飾るしめ縄の習わし

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最近ではしめ縄を簡略化した「しめ飾り」を玄関や部屋の戸に飾ることが多くなりましたが、ここでは同じものとして考えてください。

①しめ縄の役割

しめ縄には、ある場所と外とを区切る「縄張り」の意味があります。

新年の年神様をお迎えするにあたって神の領域と現世を隔てる結界を作り、その中に不浄なものを入れないようにする役目を果たしてくれます。

②裏白

しめ縄にあしらわれている縁起物のひとつである緑の葉「裏白」には「夫婦和合」の意味があります。裏白の葉の裏が白いことと、左右対称にあしらわれることで「夫婦揃って白髪が生えるまで…」という願いが込められているのです。

③ゆずり葉

裏白より大きい葉で濃い緑の「ゆずり葉」には、「子孫繁栄」の意味があります。

ゆずり葉は新しい葉が成長する度に古い葉が生えることから、家系が代々受け継がれ続けるように願いが込められているのです。

④橙(だいだい)

橙には「代々」とかけて、何代にもわたり家系が繁栄することと、豊作が続くという意味があります。

橙は冬に熟れて黄色になり、春先になって更に身を膨らせても落ちないことから「橙の世に健勝に」という願いも込められているようです。

4.しめ縄の正しい飾り方

①しめ縄を飾る時期

年神様をお迎えするにあって失礼のないように12月26日、遅くても28日には飾りましょう。
ただし、29日には「二重苦」とかけて縁起が悪いとされているので、避けるのが一般的です。
31日にあわてて飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、お葬式と同一視される行為と見なすことから縁起が悪いとされています。

②しめ縄を外す時期

通常、年神様がお帰りになる1月7日にはしめ縄を外しますが、地域によっては14、15日に外すところもある様です。
外したしめ縄は1月15日(小正月)に近隣の神社などで行われる「どんど焼き」に持ち寄って焼いてもらいましょう。
その際に出た灰を持ち帰り、自宅周囲に撒くとその年の病を遠ざけると言われています。

③玄関のどの位置に飾るのが正しい?

しめ縄はその家にやって来る年神様にとって目印になると言われています。
目印ですから、物陰なんてもっての他。
玄関外の大人の目線よりやや下が最も理想的な飾り位置です。

4.門松の習わしの意味

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門松を門前に飾る家は少なくなったかもしれませんが、その意味を知ると、しめ縄と併せて飾ってみようと思うかもしれませんね。

①年神様の依代

門松には年神様が宿る場所「依代(よりしろ)」という意味があります。
また、年神様が山から下界に降りてくる際の第一の目印の意味もあります。

②松

一年中葉を落とさない松は、永遠の命を象徴しています。
また、神様が宿る木として古来から催事やご祝儀の飾りとしても使われています。

③竹

竹は成長が早く、まっすぐ天に向かって伸びることから生命力を意味します。
また斜めに削ぎ切ったものは、切り口が笑っている口のように見えることから「笑う門には福来る」の意味も込められているそうです。

④葉牡丹

葉牡丹は縁起の良い紅白の色合いから、古くから正月飾りとして使われています。
男女の象徴でもあり、その家の繁栄を願うものです。

5.門松の正しい飾り方

①左右の決まりはある?

門松は門前や玄関前に入り口を挟んで左右一対に飾るのが基本です。多くの場合は竹の本数は3本か5本ですが、3本の場合は2番目に長い竹が外側になるようにおきましょう。

また、葉牡丹など紅白の別があるときは向かって左が男雛(白)、右が女雛(紅)になるように飾る様です。

②飾る時期は?

しめ縄と同じく、12月26日~28日に飾り、7日(14、15日)に下げ、どんど祭に持ち寄りましょう。

6.鏡餅の習わしの意味

①名前の意味

まるい餅が神様が宿るとされている「鏡」に似ていることから、鏡餅と呼ばれるようになりました。年神様にお供えしてからいただく尊い餅を頂くと、祝福や恩恵が受けられるとされています。

②形状

鏡餅が丸い形なのは「夫婦円満」を意味し、重ねてあるのは「1年をめでたく重ねる」という意味が込められています。

③橙・裏白・ゆずり葉

しめ縄と同じ意味で縁起物として用いられています。

④御幣

4方向に広がる紅白の紙「御幣」には「四方に手を大きく広げて繁栄するように」という願いが込められています。

⑤四方紅

鏡餅をのせる四方を紅で囲った色紙「四方紅」には、「天地四方を拝し災いを払って1年繁栄しますように」という願いが込められています。

⑥三方

鏡餅を乗せている台「三方」は、尊い相手に物を差し出す時に台の上に乗せて出すという作法に由来しています。

7.鏡餅の正しい飾り方、いただき方

①飾る時期

鏡餅は一般的に12月28日に飾るものとされています。29日に飾ることを「苦(く)もち」、31日に飾ることを「一夜もち」と言って、しめ縄や門松同様に縁起が悪いと言われているので注意しましょう。

②鏡開き

鏡開きの日は縁起の良いゾロ目に由来して「1月11日」とされています。縁起ものですから、ただ下げるだけではなく、お雑煮やお汁粉としていただくと年神様から力を頂けると言われています。

③飾る場所

鏡餅は複数飾ってもかまいません。メインは床の間へ、床の間が無い場合は家族が集まるリビングがいいでしょう。その他にも年神様に寄っていただきたい場所ならどこに置いてもかまいません。

その際は見下ろすような低い位置ではなく、ボードの上などに置きます。お供えする方角は、その年の恵方、または南向き、東向きが良いとされています。

8.おせち料理の習わしの意味

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おせち料理にはもともと季節の変わり目とされる「節(せち)」に神様にお供えをし、宴を開く意味があります。
「福を重ねる」という意味でお重に詰められたおせち料理は、お正月の主役でおありますよね。
献立の内容は家庭によって違いますが、ここでは最も知られている食材を紹介します。

①祝い肴3種

  • 黒豆…「まめに働く」という語呂合わせと、「まめ」自体が健康を象徴する縁起物
  • 数の子…粒の多いニシンの卵は子孫繁栄の縁起物
  • 田作り…小魚を肥料として田畑に撒いていたことに由来する五穀豊穣の縁起物

②口取り

  • 紅白かまぼこ…慶びの紅、神聖な白、「日の出」を象徴するかまぼこは元旦になくてはならない縁起物
  • 伊達巻…「おしゃれ」「人目をひく」という意味に由来する伊達巻は、晴れの日を祝う縁起物
  • 栗きんとん…黄金色に輝くことから豊かさを、「勝ち栗」に由来して勝負運を願う縁起物
  • 昆布巻…「よろこぶ」の言葉にかけた、一家発展を願う縁起物

③紅白なます

白の大根、紅の人参でお祝いの水引を表した縁起物

④海老の焼き物

長いひげを生やし、腰が曲がるまで長生きすることを願った長寿祈願の縁起物

⑤煮しめ

  • 里芋…親芋に小芋がたくさん付く事に由来した子宝祈願の縁起物
  • レンコン…先を見通せるようにという意味が込められた縁起物
  • くわい…大きな芽をつけることに由来した出世祈願の縁起物

⑥たたきごぼう

細く長く地中に根を張るごぼうを柔らかく煮て叩き開くことが、「運を拓く」と見立てられた開運祈願の縁起物

9.おせち料理のいただき方

①祝箸

おせち料理をいただく時には、慶事用の「祝箸」を用います。

祝箸には「神様と共に食べる」という意味があり、両端が細くなっているのは片方は年神様が御使いになるから。取り箸として反対側を使用するのはタブーなのです。

②食べる順序は?

一般的に一の重、二の重…と一番上のだから取るのがマナーとされています。なかなか五段重を用意するご家庭はありませんが、五の重を「控えの重」と呼び、年神様から預かった福を積める場所として空にしておく地域もあるようです。

この他、おせち料理を囲んだ際は目上の人からは箸をつける、お重の端から箸をつけるなどの最低限のマナーを守るようにしましょう。

10.まとめ

どの正月の習わし物にも、正しい作法を守ることによって、年神様をお迎えして新しい1年に幸せを呼び込むパワーがあるのです。

ぜひ、今年末は来年への願いと年神様に思いをはせながら、皆さんで楽しくお正月の準備を進めてみてくださいね。新しい年が、あなたに大きな実りをもたらしますよう、お祈り申し上げます!

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