スピリチュアルで塩が浄化に良いとされている由来

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塩 浄化

塩を使って浄化をするという話はスピリチュアルではよく出てくるのですが、それはなぜなのでしょう?

あまりにも常套句としてあげられるので意外にも『根拠は知らない』と言った方がいるのではないでしょうか。そこで今回は、塩が浄化に良いとされる由来を調べて見ました。

塩と人間の関係は奥深く、最も古いものだと、中国の漢の時代には、塩の専売があったとあります。さらには古代ローマでは兵士への給料として塩が支給されていたのだとか。

お給料が塩とは驚きですよね。

日本で塩が浄化に良いとされてきた理由は、古神道にある、穢れ(けがれ)の浄化に使われたことで塩とは、『穢れ(けがれ)を落とす神聖なもの』との位置付けがあります。

今回は塩と浄化について濃厚に解説します。

1.塩が浄化に良いとの考えは日本特有のものである理由

実は浄化として塩を使うという考えは、日本特有なものなのです。

日本で考えられているスピリチュアルは、(ここでのスピリチュアルとは霊・オーラ・ヒーリングなどを扱ったもの)西洋の神智学が土台になっているのですが。神智学では塩を神聖で特別なものとしては扱っていないのです。従って塩を浄化として使用する考えは日本だけの考えなのです。

このことがよくわかる、日本人がよく目にする3つの風景をあげてみましょう。

①お相撲さんの土俵入りでの塩まき(浄化作用)

相撲では、土俵に入った力士が塩をまきます。

相撲 塩

相撲自体、神道の神々に奉納する物ですが、神道では塩は浄化作用を有する物と考えています。力士では日本人以外の方もおりますが、必ず初め『あの白いものは何をまいているの?』と疑問にもつようです。

②嫌な客を帰した後の『玄関に塩をまく』といった風習(厄払い)

厄介者が去った後、「塩を撒いておけ。」などとよく言われます。これは、厄や魔などよからぬものを寄せ付けないようにする作用です。

③盛り塩(結界)

部屋の四隅に塩を盛ることで、「結界を張れることができる」と言われています。また玄関にも盛り塩をしているところも日本の風景ではよく見かけます。

外国の観光客から見ると『なぜ日本は塩を小皿に盛って玄関に置くの?』と思っている方は多いようです。

盛り塩

出典:Amazon

盛り塩で作られる結界は、別の世界を作り出すことを意味していて、初期仏教に起源があります。

僧侶が数人集まった場所を初期仏教では犍度(けんど)と言い、特別な空間が発生すると考えられていました。仏を神とみなす密教では、聖なる世界と俗なる世界を区切ることにより発生した「特別なエネルギーを持つ神秘的空間」のことを結界と呼びました。

このように世界から見て日本人の塩の使い方は独特。明らかに浄化・神聖なものとして扱っているのです。

2.日本人にとって塩が特別になった4つの理由

日本人が塩に保つ特有な考えはどのように育ったのでしょうか。その理由はさまざまなのですが、今回4つのことに目星をつけて見ました。

⑴日本神話『古事記』では祖先は海洋民族である

日本の神話「古事記」から日本人の由来を見て見ると、日本人の祖先が海洋民族であることがわかります。この頃から、日本人を含む海洋民族は、海や海からとれる塩に特別な力があることを知っていたのではと、諸説があります。

日本神話での日本のはじまりはこうあります。

イザナギとイザナミという男女2柱が、アマツカミから命じられて、矛で海をかき回し、「塩」からオノゴロ島を創造します。

古事記

このオノゴロ島で、女神イザナミは、淡路島、四国、九州、隠岐、津島、佐渡、本州を産みます。

オノゴロ島のように海をかき混ぜて島を作る神話は、ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアなどに多く分布しています。

また、女神が島を産みだす話は、ハワイのパパ神、ポリネシア・ソシエテ諸島のライアテア神、ニュージーランドの地母神パパ、沖縄のアマミキョ神話などに共通しています。

海と塩は一心同体のような存在。その海に囲まれた島国である日本の国土も海からの恩恵のひとつが塩であると本能的に察知したのかもしれませんね。

日本の神話に関してはかなりわかりやすくこちらの記事で解説しています。

神様の家系図|イザナギとイザナミからはじまる日本の神話

⑵海の恵みで暮らしてきた日本ならではの感性

塩の浄化作用に迫っていくと、海からの恵みで暮らしていた日本人の先祖の生活様式が見えてきました。

「気持ちを暗くする負のエネルギーである穢れを身辺から離し、明るくポジティブで高いエネルギーを保っていこう。」

こう考えるのが古神道です。

⑶産まれたての子供は神聖で生きることは穢れていくこと

人が結ばれることで子供が生まれ、誰もが明るい毎日を送り繁栄することを「産霊(むすひ)」と考えました。産霊は、穢れをなくし浄化された幸福な毎日を送っている状態の事です。

産まれたて子供は皆神聖なものと考え、生きていくことで穢れてしまうことがあるので、浄化が必要との考えがあります。

⑷罪人の禊(みそぎ)は海で清めていた

海洋民族として海から特別な恩恵を受けていた民族にとって、最も良い穢れの祓い方は海の水で身体を洗うことでした。

祖霊もそのように指導してきました。だけど、海から離れている場所や嵐などの理由で海に入れない場合、水や塩を用いて体を清めるようにと祖霊は指導してきたのです。

古神道では、身内がなくなる死穢、お産を終えた後の産穢、女性の月経の月事穢、家の近くで動物が死んだ獣死穢の4つを穢れと考えました。

穢れたことが起きた時、みんなで水浴びをして体を清めたのです。塩を撒いて祓いをおこない穢れを落とすのは、水浴びを簡略化した姿なのです。

3.まとめ

日本には日本列島ができた時からの、古い守り神が居ます。

この神様は、今でもあなたの近くにいるはずです。神様の前でお祓いをしたり、塩で身体を浄化したりして、高いエネルギーである気を頂き、明るい生活をしてみませんか。きっと、素晴らしい未来が待っているでしょう。

 

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